「簡単ではなかった」 香港監督、日本の“質の高さ”をリスペクト…母国報道「敗れはしたが明るい表情」

日本に0-4で敗れたU-24香港代表(写真は昨年のもの)【写真:Getty Images】
日本に0-4で敗れたU-24香港代表(写真は昨年のもの)【写真:Getty Images】

アンデルセン監督の前向きなコメントを紹介

 中国・杭州で行われているアジア競技大会を戦うU-24香港代表は、準決勝で日本に敗れた。3位決定戦では韓国に敗れたウズベキスタンと再戦となる。母国メディアは「香港代表監督、準決勝で敗れはしたが明るい表情」と報じた。

 ウズベキスタン、シリア、アフガニスタンと同組の予定だった香港だが、直前にシリアとアフガニスタンが出場を辞退。開幕前に決勝トーナメント進出を決める。グループリーグではウズベキスタンに2戦2敗を喫したが、1-2、0-1と優勝候補に挙げられる相手に善戦した。

 決勝トーナメント1回戦ではパレスチナを1-0で破り、準々決勝ではFIFAランクで120位も上のイラン(同21位)を破って準決勝へ。日本戦は前半を失点1で抑えたものの、後半に崩れさらに3失点。0-4の大敗で歓喜の決勝進出とはならなかった。

 この敗戦を受けて香港の英字紙「South China Morning Post」は、「香港代表監督、敗れはしたが明るい表情」と報じ、ヨルン・アンデルセン監督の前向きなコメントを紹介している。

 指揮官は「前半はとても良かったし、いいプレーができていた。何度かチャンスも作れたし、ディフェンスも高かった。ハーフタイムには、攻めなければいけない、攻めようとチームに言った」とハーフタイムに選手に与えた指示について語った。ただ「トライはしたが、質の高いチーム相手にそれは簡単ではなかった」と、後半勢いを増した日本についての印象を述べる。

 敗戦はしたが、アンデルセン監督はポジティブな捉え方もしているようで「このトーナメント大会には満足すべき点もある」とし香港が前半示した守備の部分には十分な手ごたえも感じていたという。

 そんな香港は10月7日、香港は銅メダルをかけてウズベキスタンと対戦予定。同大会での男子サッカー初のメダル獲得へ、再びウズベキスタンと一戦交える。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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