ムドリクのチェルシー初ゴールに脚光

　イングランド1部チェルシーは現地時間10月2日、プレミアリーグ第7節でフルハムとアウェーで対戦し、2-0の勝利を収めた。昨冬加入のFWが先制点を挙げ勝利に貢献したなか、同僚のリアクションが話題になっている。

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　開幕から6試合を終え勝ち点「5」（1勝3分2敗）と、苦しいチーム状況のなかでフルハム戦に臨んだチェルシー。ところが試合が始まると、チームはそんな重い空気を吹き飛ばすかのように躍動する。

　前半18分、左サイドを駆け上がったDFレビ・コルウィルがペナルティーエリア中央手前に浮き球のクロスを供給すると、走り込んだウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクが胸トラップで上手く抜け出し相手GKと1対1に。左足で放ったシュートはGKの股を抜き、ネットを揺らした。ムドリクにとってはこれが昨冬のチェルシー加入以降、公式戦24試合目にして待望の初ゴール。記念すべき一撃で試合の均衡を破った。

　勢いに乗ったチェルシーはその1分後、相手DFラインでボールを奪うとショートカウンターを発動。最後はFWアルマンド・ブロヤが決め、リードを2点に広げた。

　後半はシュートがポストに直撃するなど運に見放され1点が遠かったものの、GKロベルト・サンチェスのファインセーブでフルハムをシャットアウトし、敵地での快勝を収めた。

　第3節（ルートン・タウン戦／3-0）以来の白星を手にしたなか、米スポーツ専門局「ESPN」はムドリクが得点したあとにチームメイトが見せた反応に注目。同局サッカー版公式インスタグラムが画像を投稿した。

　その画像でカメラが捉えていたのは、MFエンソ・フェルナンデスとMFモイセス・カイセドの姿。得点しニースライドを決めたムドリクの背後で、2人は力強くハグし歓喜を爆発させている。大きな期待を背負って移籍したものの、長く結果を残せずにいたムドリクのチェルシー初ゴールを我が事のように喜んでいるようだ。

　このハートフルな瞬間が公開されると、コメント欄には「2人は成功を望んでいる」「チームスピリット」「感動的」「心温まる」といった反応が寄せられている。

　待望の1点をきっかけに、ここからさらなる活躍を見せられるか。ムドリクの今後に注目が集まる。