カラバオ杯レスターで躍動、攻守に存在感発揮プレーに現地注目

　イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、現地時間9月27日のカラバオカップ3回戦レスター・シティ戦（3-1）で先発フル出場し、加入後初アシストをマークするなど2得点に関与する働きを見せた。現地メディアはその出来を踏まえ「カップ戦のスターター以上の存在になるかもしれない」と見解を示している。

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　遠藤はアンカーとしてピッチに立つと0-1の後半3分、高い位置でボールを拾い、MFライアン・フラーフェンベルフへパスを預けたところから生まれたFWコーディ・ガクポの同点弾で起点に。さらに同25分にはMFドミニク・ソボスライに鋭いパスを通して、逆転ゴールをアシストした。

　リバプールは後半44分、右サイドを突破したDFジャレル・クアンサーのクロスからFWディオゴ・ジョッタが駄目押しゴールをマークし、3-1で勝利。今夏加入の遠藤はリバプールで初の公式戦フル出場を果たし、初アシストもマークと、厳しいポジション争いを強いられているなかでアピールに成功した。

　0-1で前半を折り返したこの試合の遠藤はハーフタイム後の逆転劇に大きく貢献。2得点に絡んだ働き以外にも、4度のインターセプト、13回のボールリカバリーをマークするなど、守備面でも存在感を発揮していた。こうした事実から現地メディア「This is Anfield」は「アンフィールドでのハーフタイムがリバプールでの遠藤航にとっての分岐点になった可能性」と見出しを打ち、中盤の序列争いに対する見解を綴っている。

　同メディアは、2得点に関与したプレーに関して「遠藤が適切なタイミングで適切な場所にいたことで生まれたものだ」と評価したうえで「遠藤がリバプールにとって今後、2次的なカップ戦要員としてのスターター以上の存在になる可能性がある」と指摘。リーグ戦では出番が限られる状況にあるなか、この試合の出来が中盤の序列争いに一石を投じ得る可能性を指摘していた。