リバプール遠藤、フル出場で感じた自信とプレミア適応への変化 「自分らしさを出せて良かった」「僕は控えめな性格だけど…」
レスター戦で初アシストも記録
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、現地時間9月27日のカラバオカップ(リーグカップ)3回戦の2部レスター・シティ戦(3-1)で移籍後初の先発フル出場を果たした。現地の取材で遠藤は「自分らしさを出せて良かった」と試合を振り返っている。
アンカーとしてレスター戦のピッチに立った遠藤は、1点ビハインドを背負った後半3分に持ち味を発揮。高い位置でボールを拾い、MFライアン・フラーフェンベルフへパスを預けたところから生まれたFWコーディ・ガクポの同点弾で起点となった。
さらに後半25分にはMFドミニク・ソボスライへの鋭いパスで逆転ゴールを演出。移籍後の初アシストも記録した。攻守で90分間試合を支えた遠藤。試合後の英メディア「The Athletic」に語った本人のインタビュー内容を、クラブ公式も伝えている。
「ほかの試合よりも良かったと思う。自分らしさを出せて良かった」と自身のレスター戦プレーを回顧。「後半のようなプレーを続ければ、プレミアリーグでもっとプレーできると思う。準備はできている。どの試合でもああいうパフォーマンスを見せないとね」と、さらなる成長を目指す姿勢を見せた。
「ディフェンス面では、適応しようとしている。ニューカッスルでも、UEFAヨーロッパリーグの試合でも、ああいうプレーをしたかった。90分間フル出場できたのはとても気持ち良かったし、違いを作れたような気がした」
そのうえで、特殊なリバプールのサッカーへどう適応しようとしているのか自身の見解を述べている。
「システムは違うし、試合は速いし、ここでの僕のポジションは以前より少し高くなった。監督は僕にディフェンダーの前にいることだけを望んでいない。もっと高い位置で、常にボールを奪おうとしないといけない。ここでは毎試合勝たなければならないが、その結果プレッシャーを感じることはない。僕は控えめな性格だけど、彼らが僕を信頼してくれているからここにいるんだというメンタリティは持っている」
カップ戦のフルタイム出場で自信を深めた遠藤。ユルゲン・クロップ監督からも信頼の言葉を得るなか、プレミアの地でさらなる進化を目指す。