「一生の夢」実現に大興奮 小柳ルミ子がメッシを追い続ける訳…目の当たりにした直接FK弾と心優しい一面【インタビュー】

メッシの熱狂的ファンの小柳ルミ子【写真:徳原隆元】
メッシの熱狂的ファンの小柳ルミ子【写真:徳原隆元】

目の前で見届けたメッシの直接FK弾「一生の夢が実現」

 小柳ルミ子と聞けば、アルゼンチンFWリオネル・メッシの名が思い浮かぶ人も決して少なくないだろう。芸能生活50年を超えるキャリアで歌手や女優として活動している一方で、メッシへの愛情において、日本で彼女の右に出る者はいないと言っても過言ではないはずだ。そんな小柳ルミ子は実際に直接会ったメッシにどんな印象を抱いたのか。当時スペイン1部FCバルセロナに所属していたメッシとの対面を振り返っている。(取材・文=城福達也/全4回の3回目)

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 福岡県出身の小柳ルミ子は、国内ではアビスパ福岡を応援。そして国外では、言わずもがなメッシの熱狂的ファンだ。公式X(旧ツイッター)のプロフィール欄にも「メッシ命」「サッカー命」と記載しているほどだが、19年前までは人並みにサッカーを観戦する程度だったという。サッカー愛に目覚めた瞬間こそ、2004年にメッシがバルセロナでプロデビューを飾った試合を偶然目にした時からだった。そのプレーに魅了されて以降は、毎試合欠かさずメッシを追い続けている。

 2017年にはバラエティー番組の企画でバルセロナのイベントに出席。夢にまで見たメッシとの対面を果たし、その流れでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第3節オリンピアコス戦を観戦しに本拠地カンプ・ノウに足を運んだという。「番組のディレクターという設定で、腕章を巻いてゴール裏にいたんですね。メッシがちょうど私の目線の先で得たフリーキック(FK)を直接決めたんです。大興奮でしたね。一生の夢だったことが実現したわけですから」と笑顔で思い返していた。

MLSでプレーするリオネル・メッシ【写真:ロイター】
MLSでプレーするリオネル・メッシ【写真:ロイター】

クラシコ観戦後にメッシと対面「思ったとおりの穏やかな方」

 また、レアル・マドリードとの“エル・クラシコ”も現地観戦した経験があるとのことで、「楽天さんがメインスポンサーになった時に招待していただいて、駐車場でメッシと会うことができたんです。会話はできなかったのですが、握手をして写真を撮らせてもらいました。腕まで組ませていただいて(笑)」と、試合後の交流を明かした。カメラのないところでのメッシの印象について「思ったとおりの穏やかな方でした」と当時を振り返った。

「よく試合中にファンがピッチに乱入してメッシに抱きつくといった場面があったりして、メッシは優しく対応することが多いですが、そういった振る舞いはカメラの前だけでは決してないんですよね。カメラのあるなしに関係なく、本当に心優しい。バロンドールを何度も受賞して、いつか仮面が剥がれてしまうんじゃないかといううがった見方をした時期もありましたが、いつまで経っても謙虚ですよね。彼こそ天狗になる資格があるわけですが、こんな才能を持つ人が、こんなにいい人ということがあるんだなと感じました」

 米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミに移籍した現在も、毎試合欠かすことなくメッシの試合を観戦し、SNSで熱い思いを投稿し続けている。小柳ルミ子にとってメッシは、まさしく人生そのものとなっているようだ。

(文中敬称略)

[プロフィール]
小柳ルミ子(こやなぎ・るみこ)/1952年生まれ、福岡県出身。15歳で宝塚音楽学校に入学。首席で卒業後、芸能界入り。テレビや配信を中心に、1日に5試合、仕事がない日は10試合、年間で約2000試合を観戦。Jリーグや高校サッカーなどの国内サッカーをはじめ、海外サッカーもサッカーノートをつけながらチェックしており、“日本で一番サッカーを見てる芸能人”とも言われる。好きなサッカー選手はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)。

(城福達也 / Tatsuya Jofuku)



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