武漢、浦和に2-2ドローの「健闘」を母国評価 ピッチ外の過激行動にも注目、サポーターの「バカ」コール動画が拡散

浦和とドローの武漢を母国評価【写真:Getty Images】
浦和とドローの武漢を母国評価【写真:Getty Images】

武漢サポーターが浦和のサポーター席に向けて「八嘎(Baka)」を連呼

 J1浦和レッズは、9月20日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ初戦で武漢三鎮(中国)にアウェーで2-2と引き分けた。後半アディショナルタイムにFWホセ・カンテの劇的弾でなんとか同点に追い付いたが、試合中には武漢サポーターから過激な煽り行為があったことを中国メディアも伝えている。

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 浦和は前半10分に先制点を許したが、後半10分にFWブライアン・リンセンが同点ゴール。しかし、5分後にゴール前でのDF明本考浩のプレーによりビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入でオンフィールドレビューが実施。判定はPKとなり、これを決められてしまった。浦和のマチェイ・スコルジャ監督はハーフタイムに3枚替えしていたところから、このPKが蹴られるまでの間に明本からカンテへの交代を行った。

 その後は浦和が敵陣で進める時間を長くしながらゴールを奪えない時間が続いた。ラスト10分ではFW興梠慎三も入れてストライカー3枚をピッチに立たせるなかで迎えた後半アディショナルタイム、右からのクロスのこぼれ球に反応したカンテがペナルティーエリアの外から豪華に左足ミドルを蹴り込んだ。これにより2-2の引き分けに持ち込んだ。

 武漢としては、ボール支配率28.5%対71.5%、パス数249本対625本、シュート数9本対13本とデータでは浦和を下回るなかで勝ち点1を手にし、中国IT大手「テンセント」が運営する「騰訊網」は「武漢三鎮は経営面の問題に直面し、また直前に司令塔のルーマニア代表MFニコラエ・スタンチュが退団。主砲のブラジル人FWマルコンが負傷欠場したにもかかわらず、日本の強敵と健闘した」と称えた。

 一方で、試合中には武漢サポーターが浦和のサポーター席に向けて、日本語の「バカ(馬鹿)」と似た発音である「八嘎(Baka)」を連呼して煽るシーンの動画が拡散され、中国国内でも話題になっている。

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