31億円VS637億円…ブライトン、移籍金総額で圧倒的差もマンU勝利に英紙注目 「スモールチームでも勝てる」

ブライトンとマンUの移籍金総額の差に英紙注目【写真:ロイター】
ブライトンとマンUの移籍金総額の差に英紙注目【写真:ロイター】

先発イレブンの移籍金総額で比較

 日本代表MF三笘薫が所属するイングランド1部ブライトンは、9月16日のプレミアリーグ第5節でマンチェスター・ユナイテッドに敵地で3-1の勝利を収めた。先発イレブンの移籍金総額はユナイテッドの3億4700万ポンド(約637億円)なのに対し、ブライトンはわずか1700万ポンド(約31億円)だったという。

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 ブライトンは前半20分に元イングランド代表FWダニー・ウェルベックのゴールで先制に成功すると、さらに後半8分にドイツ代表MFパスカル・グロス、同26分に途中出場のFWジョアン・ペドロが追加点を奪ってリードを広げた。ユナイテッドの反撃を1点に抑え、敵地オールド・トラフォードで“赤い悪魔”を打ち負かした。

 クラブの規模だけを見れば明らかな格上相手の勝利だった。英紙「ガーディアン」によれば、この日の先発メンバーの移籍金総額はユナイテッドが3億4700万ポンド(約637億円)だったのに対し、ブライトンのイレブンは1700万ポンド(約31億円)。ブライトンのスタメンには三笘のように格安で獲得して後に急成長を遂げた選手や、元イングランド代表MFアダム・ララーナやウェルベックなどフリートランスファーで加入した選手が多く並び、総額ではユナイテッドのわずか20分の1だった。

 ブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督は“スモールチーム”による“ビッグチーム”撃破を祝福し、選手たちを称えていた。英公共放送「BBC」がコメントを伝えた。

「我々は自分たちのスタイルを機能させてきた。勇気を持ってプレーし、オールド・トラッフォードでマンツーマンで守備をした。どんな状況でもボールをキープした。センターバックとフルバック、そして2人のセントラルMFでプレーした。我々はこの方法でシーズンを作り上げている。フットボールは素晴らしい。スモールチームでも勝つことができるからだ。ブライトンはビッグ、ビッグチームになることはないかもしれないが、この勝利は決してサプライズではない。ブライトンの選手のクオリティーは非常に高い」

 ブライトンはこれで、プレミアリーグでユナイテッド相手に4連勝。これは過去にリバプールとマンチェスター・シティしか達成していない快記録を打ち立てた。プレミアリーグで6位に入った昨季の勢いそのままに今季も大躍進の予感を漂わせている。

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