森保ジャパン、“大幅入れ替え”トルコ戦の先発予想 久保&鎌田の連係に期待、古橋に科せられた課題は?
12日に難敵トルコと対戦
森保一監督率いる日本代表は9月12日、ベルギー・ゲンクでキリンチャレンジカップ2023トルコ代表戦に臨む。11日は試合会場で前日会見と公式練習が行われた。4-1で快勝を飾ったドイツ代表戦から中2日。森保一監督は大幅なメンバー入れ替えを明言しており、ドイツ戦で2アシストをマークしたMF久保建英らが先発メンバーに名を連ねると見られる。トルコ戦に臨むメンバーを予想していく。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)
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歴史的な勝利から中2日。日本は難敵トルコと対戦する。9日のドイツ戦ではカタール・ワールドカップ(W杯)と同じシステム4-2-3-1でスタートして、真っ向勝負。コンパクトな守備からDF冨安健洋のフィードが起点になるなど、右サイドが活性化。MF三笘薫がダブルマークで苦戦していても、両サイドでのクオリティーの高さを見せた。トルコ戦はドイツ戦と同じ4-2-3-1か、6月に挑戦した4-1-4-1の可能性もある。
大幅な入れ替えのなかでも、もう1度見てみたいという期待も込めてセンターバック(CB)に冨安とDF板倉滉を据える。両サイドバック(SB)は変更して、左はDF森下龍矢かDF町田浩樹、右はDF橋岡大樹か。ここまで森保ジャパン第2次政権の全5試合で先発した右SBのDF菅原由勢はほとんど毎試合のようにマン・オブ・ザ・マッチ級の活躍を見せており、森保監督からの信頼も見て取れる。ドイツ相手にもリスクを負って攻撃参加しており、欠かせない存在となりつつあるなか、今回招集された橋岡と、DF毎熊晟矢には奮起を期待する。
中盤はMF遠藤航&MF守田英正コンビの実力は文句なし。MF伊藤敦樹とMF田中碧の新コンビのプレーぶりはどうか。右サイドはドイツ戦2アシストの久保、トップ下には同じくドイツ戦でセンスが光る攻守を見せていたMF鎌田大地。鎌田が気を利かせて右サイドに寄っていたことで、森保ジャパンの引き出しが増えた。久保との連係は見ものになるだろう。左サイドはFW前田大然か、または三笘の先発、今夏から五大リーグに挑戦しスタッド・ランスへ移籍したMF中村敬斗の起用もあり得る。
そして1トップにはFW上田綺世が負傷離脱。FW古橋亨梧には結果を残してほしい。ドイツ戦では上田がボールをしっかり収めてキープ。背負いながらも高い確率で味方へパスを落としており、評価を高めた。ドイツ戦で出番のなかった古橋はこの一戦に懸ける思いが相当強いだろう。上田とは違うプレースタイルなので、DFの裏への抜け出しで隙を突いてもらいたい。
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