ピッチに紙飛行機? リード許してドイツファンのフラストレーションが最高潮【現地発】

右サイドバックで出場の菅原由勢【写真:高橋 学】
右サイドバックで出場の菅原由勢【写真:高橋 学】

アウェーでカタールW杯以来の再戦

 森保一監督の率いる日本代表(FIFAランキング20位)は9月9日(日本時間10日未明)、国際親善試合ドイツ代表(同15位)戦に臨み、前半を2-1のリードで折り返した。MF伊東純也が先制点を挙げると、ドイツは1度追い付くもののFW上田綺世が追加点で再び日本が勝ち越しに成功。後半でもなかなかチャンスを掴み切れないドイツにスタンドからは紙飛行機のようなものが投げ込まれた。

 昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)のグループステージで2-1の勝利を収めたドイツを相手の一戦。チケットは完売し、日本にとっては完全アウェー状態だった。

 前半11分に伊東がニアサイドをぶち抜く先制点、同点弾を許すもすぐさま上田が勝ち越しゴールを挙げた。その後、ピンチも訪れるがセンターバックで先発出場を果たしたDF冨安健洋が安定感抜群の守備を見せて、前半は2-1のまま終了。笛が鳴り響くと、会場は大ブーイングに包まれた。

 ドイツは今年に入って5試合で1勝1分3敗と波に乗り切れておらず、ハンジ・フリック監督の去就問題も浮上。後半に入ってもなかなかチャンスを掴み切れず、同10分ごろにはスタンドから紙飛行機のようなものが投げ込まれてピッチ内に落ちた。流れが切れたところでDF菅原由勢が回収しピッチ外へ。ドイツサポーターのフラストレーションはかなりたまっているようで、ビルドアップで組み立てる際にもスタンドからは大ブーイングだった。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング