日本代表、ドイツ戦の「攻撃陣予想」 懸念材料は久保の状態…中心・三笘と組む1トップ、右サイドは?【現地発】

ドイツ戦に挑む日本代表【写真:Getty Images】
ドイツ戦に挑む日本代表【写真:Getty Images】

森保ジャパンは9日にドイツ代表戦に臨む

 日本代表は9月9日(日本時間10日未明)、ドイツ・ヴォルフスブルクで国際親善試合ドイツ代表戦に臨む。6日には遠征3日目の練習が公開され、ポジションを分けた攻撃パターン練習などが行われた。そのなかでドイツ戦に向けた攻撃陣を予想していく。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)

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 ドイツ・ヴォルフスブルクで行われた6日の練習。夕方にもかかわらず厳しい日差しのなかで、森保ジャパンはサイドから一気に崩していく攻撃パターンを確認。左サイドには三笘薫、中村敬斗、浅野拓磨が入り、右サイドには堂安律、伊東純也、久保建英が入った。1トップは古橋亨梧、上田綺世、前田大然とセンターバック1人が順番に務めていた。

 森保ジャパンは6月シリーズでシステム「4-1-4-1」を採用。アンカーを置いて、インサイドハーフには、エルサルバドル戦で堂安と今回は負傷で招集外の旗手怜央、ペルー戦では旗手と鎌田が先発を務めた。前線にはエルサルバドル戦で上田、久保、三笘の組み合わせ、ペルー戦は古橋、三笘、伊東がスタートから入った。

 今回のドイツ戦は相手のシステム次第のところもあるなかで、引き続き「4-1-4-1」を採用するか、または「4-2-3-1」、カタール・ワールドカップ(W杯)でドイツ相手に通用した3バックの可能性もある。

 懸念材料は久保の状態だ。3日目はフルメニューをこなしたものの、最後に行われた確認練習ではフリーマンを務めた。この日の取材対応はなかったが、練習後は最後に出てきて右足にはテーピングが巻かれていた。久保は8月28日以降、4日連続で所属のレアル・ソシエダのトレーニングを欠席していたが、代表合宿前のラ・リーガ第4節グラナダ戦に先発出場。2ゴールをマークする活躍を見せていた。代表に合流後も慎重な調整を進めていたため、ドイツ戦ではスタートメンバーからは外れる可能性がある。

 1トップ争いは熾烈。この日の練習で前田と浅野はサイドに入ることがあり、指揮官は2つのポジションでの起用を考えていると見られる。エース候補として期待される上田か、またカタールW杯と同じく前田が入ることも考えられる。

 左ウイングは三笘の先発起用が濃厚で右ウイングは久保のコンディション状況にもよるが、堂安か伊東が序列として高いだろう。そのなかで、練習では3人組になるシーンもあり、上田と三笘、前田が同じグループだったことから、このまま3トップに入る可能性もある。

 相手はホームで絶対に負けられない一戦。全力の相手に対して日本の攻撃陣がどのような連係を見せるのか、大きな注目となりそうだ。

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