リバプール中盤4人は「新たなファブ・フォー」 遠藤航ら加入“刷新後”に英紙注目

リバプールの新たな中盤に英注目【写真:ロイター】
リバプールの新たな中盤に英注目【写真:ロイター】

昨季主力が続々退団、今夏に即戦力を加えて中盤を刷新

 ユルゲン・クロップ監督の率いるイングランド1部リバプールは、今夏の移籍市場でチームの大幅な刷新を行った。特に中盤は、ドイツ1部シュツットガルトから加入した日本代表MF遠藤航を含め、一新された形になっている。そんなリバプールの新中盤について、英メディア「デイリー・メール」は「新たなファビュラス・フォー」と紹介している。

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 リバプールは今夏の移籍市場でブラジル代表MFファビーニョ、イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン、同MFジェームズ・ミルナー、ギニア代表MFナビ・ケイタらが移籍。前線でもブラジル代表FWロベルト・フィルミーノがクラブを離れており、昨夏のセネガル代表FWサディオ・マネを含め、クロップ監督の下でUEFAチャンピオンズリーグやプレミアリーグ優勝を果たしたメンバーが次々とクラブを去っている。

 今夏の移籍市場ではMFモイセス・カイセド、ベルギー代表MFロメオ・ラヴィアの獲得にも動いたがいずれもチェルシーへの移籍を選択した。そうしたなかでクラブはブライトンからアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター、ドイツ1部RBライプツィヒからMFドミニク・ソボスライ、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンからオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフ、そして遠藤を加えている。この新加入のカルテットについて、「デイリー・メール」紙は「オランダ人MFの加入より、中盤を刷新するファビュラス・フォー(ファブ・フォー=素晴らしい4人組)が完成した」と伝えている。

 昨シーズン5位となったリバプールは、最終的にチェルシーがカイセド1人を獲得するのに費やした金額よりも安価で中盤の4人を揃えることに成功した。新たな中盤について、クロップ監督は「私たちはチームを再構築する必要があった。中盤は現在の選手たちになり、完全に新しいものだ。ここ数年、私たちは前線についても同じことをしなければいけなかった。チームは若返ったが、必要なことだった。経験ある選手も減ったが、普通のことであり、野心に満ちている。このチームが大好きだし、年齢は問題じゃない。この選手たちは、すでに高いレベルで多くの試合を経験している」と、コメントしている。

 そして、遠藤以外の3選手が24歳以下になることから、経験不足を指摘されることについても、ボルシア・ドルトムントを率いてブンデスリーガを連覇した時代を引き合いに出し、「年齢が注目されるのは分かる。だが、ドルトムントでは最も平均年齢の低いチャンピオンになったし、翌シーズンも選手たちが1歳ずつ年をとったことで、2番目に若いチャンピオンとなった。年齢は問題ない。それが足を引っ張ることはなかったし、今回も引っ張らないだろう」と、コメントしている。

 現在もチームにいるエジプト代表FWモハメド・サラー、フィルミーノ、マネ、そしてブラジル代表MFフェリペ・コウチーニョがクロップ監督の下での「ファブ・フォー」として知られているが、新たな中盤の「ファブ・フォー」が、再びクラブにタイトルをもたらすこととなるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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