三笘は「リーグ最高の左ウイングの1人」 新生ブライトン今季ベスト布陣を地元メディア予想
ファティら実力者が加入
イングランド1部ブライトンは今夏の移籍市場終盤にスペイン1部FCバルセロナからスペイン代表FWアンス・ファティを期限付き移籍で獲得した。英地元メディア「Sussex World」は、そんなファティも含む新戦力を加えた今季のベスト布陣を予想している。
ブライトンは昨季のプレミアリーグで6位と躍進し、史上初めてUEFAヨーロッパリーグ(CL)にも参加する。主力の中ではアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターとエクアドル代表MFモイセス・カイセドのボランチコンビやイングランド代表DFレビィ・コルウィルらがチームを去ったが、その穴を埋めるべく積極的な補強を展開。期限付き移籍のファティを含む8選手が新加入した。
同メディアは残った選手と新加入選手を合わせた今季のベスト布陣を予想。11人は次のような顔ぶれになった。(★は新加入)
システム:4-2-3-1
GK
バルト・フェルブルッヘン★
DF
ジェームズ・ミルナー★
ルイス・ダンク
イゴール・ジュリオ★
ペルビス・エストゥピニャン
MF
マフムド・ダフード★
ビリー・ギルモア
ソリー・マーリ
ジョアン・ペドロ★
三笘 薫
FW
アンス・ファティ
前節ウェストハム戦で先発に抜擢されたGKフェルブレッフェンをはじめ、フリーで加入したベテランのMFミルナーやMFダフード、貴重な左利きのセンターバックのイゴール、クラブ史上最高額となる3000万ポンド(約55億円)で獲得したペドロ、そしてバルセロナの下部組織出身の逸材ファティの計6人の新加入選手が名を連ねた。
左ウイングで不動の存在になっている日本代表MF三笘薫については、「ブライトンにはリーグ最高の左ウイングの1人がいる」と言及された。前の2列目は主力選手が残留したうえで新戦力が加わっていることから「複数のオプションを手にしたことで彼に休息を与えるチャンスがある。これは彼にとってもクラブにとってもいいことだ」と重要度の低い試合でターンオーバーが採用される可能性も示唆されている。
電撃加入となったファティはバルセロナでは左サイドでのプレーがメインだったが、ここではセンターフォワードとして予想された。「このワンダーキッドとの契約が抱える唯一の問題はどこで起用するかということだ。前線で起用すれば(エバン・)ファーガソンか(ダニー・)ウェルベックを外さなければならず、ウイングなら三笘かマーチは外すことになる。デ・ゼルビ監督にとっては魅力的なジレンマだが、同時に複雑な問題にもなりそうだ」と指揮官の起用法に着目されている。
ファティの移籍には買い取りオプションがついておらず、今季限りの戦力となることが決まっている選手にどれだけの出場機会が与えられるのかは注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)