エンリケ監督はネイマールが構想外だと示唆

　フランス1部パリ・サンジェルマン（PSG）に所属するブラジル代表FWネイマールは、今夏の移籍市場でサウジアラビアに渡る可能性が高まっているようだ。スペイン紙「AS」は、サウジアラビア1部アル・ヒラルへの移籍に「あと一歩」まで近づいていると報じた。

　フランスのスポーツ専門局「RMCスポーツ」によれば、ネイマールはすでに所属するPSGとアル・ヒラルで移籍合意に達しているという。先週、チームを率いるルイス・エンリケ監督はネイマールがプランに入っていないことを通告。PSGとの契約はまだ残っているが、5月に地元ファンに自宅を囲まれるなどの被害に遭い、退団を決意したとされる。

　2020年にはクラブを初のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）決勝に導いたネイマールは欧州にとどまることを最優先に考えているものの、高額な移籍金を得られるPSGにとっても、年収アップとなるネイマールにとっても、サウジアラビアからのオファーは無視できないものだという。

　記事では、「PSGはルイス・エンリケ監督の計画に合わない選手を切り離せるだけではなく、多額の金銭的な補償も得られる」と、PSGにとって願ってもないオファーであることを強調している。

　ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが移籍してから、世界中のトッププレーヤーがサウジアラビアへ渡っているが、ネイマールもその1人となるのだろうか。