中国男子は「レベルが大きく後退」 母国メディアが日本をモデルに推奨「我々の先生」

FIFAランク80位につける中国代表【写真:高橋 学】
FIFAランク80位につける中国代表【写真:高橋 学】

中国男子はW杯出場1回のみ

 FIFA(国際サッカー連盟)ランキング80位の中国男子サッカーは、国内でもレベルの低下が危惧されている。中国のポータルサイト「大衆網」は、「日本サッカーは男女ともに我々の先生」と取り上げている。

 ワールドカップ(W杯)出場は2002年の日韓大会のみの中国は、2022年のカタール大会でも最終予選で敗退。今年11月から始まる26年大会のアジア2次予選は、韓国、タイ、シンガポール対グアムの勝者と同居することになった。

 中国国家体育総局の局長が「中国の男子サッカーのレベルは下がる一方だ」と危機感を募らせるなど、改革着手を見据えるなか、中国のポータルサイト「大衆網」は「日本サッカーは男女ともに我々の先生」と見出しを打って取り上げた。

「W杯でベスト8入りした日本女子と、日本男子はアジアサッカーのモデルに挙げられる。中国、特に男子サッカーは日本とは技術的に大きな差がある。近年、日本男子は絶えずレベルアップしている。カタールW杯のグループリーグでドイツを破ったのが代表的な例で、スペイン相手に逆転勝利も飾った」

 記事では、2018年のロシアW杯決勝トーナメント1回戦でベルギー相手に敗れた“ロストフの14秒”が日本でドキュメンタリー番組化されたことに関して、「中国ファンは、日本には自分たちの最もつらい瞬間を公に分析できる勇気があると嘆いている」と伝えている。

「中国男子はプロ以降、右往左往している。この30年間でレベルが大きく後退したようだ」

 中国サッカーが今後、どのような体制改革に着手していくかにも注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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