日本人が「ピッチ内外で世界に教えていること」 “美ロッカー”&ファンごみ拾いの由来に海外注目「帰る前に掃除することが…」

日本人の振る舞いに海外注目【写真:ロイター】
日本人の振る舞いに海外注目【写真:ロイター】

なでしこジャパン3連勝、清掃する日本人にアメリカも注目

 なでしこジャパン(日本女子代表)は、オーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)でグループリーグ3連勝を飾り、首位通過で決勝トーナメント進出を決めた。世界に衝撃を与えている戦いぶりを見せるなでしこジャパンだが、アメリカメディア「Deseret News」は「日本のW杯チームがピッチ内外で世界に教えていること」と、報じている。

 グループステージ3試合を戦った日本は、11ゴールを挙げて、失点はゼロ。3戦全勝でグループCを首位通過した。記事では「相手を圧倒していることに加え、チームはピッチ外での行動でも関心を集めている」とし、なでしこジャパンの振る舞いを伝えている。

 注目された1つ目は、試合後のロッカールーム。カタールW杯での森保ジャパンも試合後の美しく掃除されたロッカールームが注目を集めたが、FIFA(国際サッカー連盟)の公式ツイッターは、なでしこジャパンの試合後の整理整頓されたロッカールームとホワイトボードに書かれた「ARIGATOU ありがとう」の文字を写真でツイートするとともに「ありがとうございました」と日本語で返している。

 さらに「整理整頓をしたのはチームだけではない。日本のファンは、試合後にゴミ拾いをしている姿が見られた。ファンはゴミ袋を持ち、一列ずつ掃除をした」と、日本のファンのふるまいをチームとともに称賛している。

 こうした日本人の振る舞いについて、英公共放送「BBC」は、「日本では、子供たちが家に帰る前に教室を掃除することが義務付けられている」と、その由来が学校での清掃にあると報じた。

 なでしこジャパンの快進撃もあり、改めて日本代表チームと日本人のふるまいが世界で注目されているようだ。

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