スター集うサウジアラビアリーグ、選手はどう感じている? 今夏フランス1部から新加入FWは「私は幸せ」

アル・ナスルでプレーするクリスティアーノ・ロナウド【写真:徳原隆元】
アル・ナスルでプレーするクリスティアーノ・ロナウド【写真:徳原隆元】

アル・ナスルは2試合連続でドロー

 ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド擁するサウジアラビア1部アル・ナスルは7月27日、ヤンマースタジアム長居でジャパンツアー2戦目となるイタリア1部インテルと対戦。ロナウドは先発メンバーに名を連ねたが、前半で退き、ハーフタイムで交代となった。1戦目の25日フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)戦(0-0)から続けてスタメンでピッチに立ったが、ジャパンツアーの2試合はノーゴールに終わった。サウジ2年目に向けて日本での調整が終わったC・ロナウド。世界的なスターが続々とやってくるリーグについてアル・ナスルの選手はどのように感じているのだろうか。

 C・ロナウドが主将マークを巻いて先発し、インテルもエースアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスがスターティングメンバーに名を連ねる一戦で、両エースが前線で奮闘。すると前半23分、アル・ナスルはFWタリスカのふわりと浮かした球に左サイドからFWアブドゥルラーマン・ガリーブが抜け出すと、ワンタッチで合わせた。シュートはゴールに突き刺さり、2022-23シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ準優勝チームから先制点を奪った。同44分にはインテルが追い付き1-1で前半を折り返した。

 C・ロナウドはこの日、先制点の直前となる同22分にペナルティーエリア外の強烈なミドルシュートで見せ場を作り、会場からは大歓声が起こった。25日には38歳の年齢を感じさせない高い跳躍力からオーバーヘッドキックを披露。だが、2試合でゴールを奪うことはできず、日本での2試合は無得点に終わった。

 サウジリーグも2年目。新シーズンに向けてはレアル・マドリードから元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(アル・イテハド)、チェルシーから元フランス代表MFエンゴロ・カンテ(アル・イテハド)、同じくチェルシーからセネガル代表DFカリドゥ・クリバリらC・ロナウドに続くスターたちが続々と加入している。

 アル・ナスルに今夏フランス1部RCランスから加入したコートジボワール代表MFセコ・フォファナは「このチームに来たのは5日前でまだ練習と試合2回しかしていないんですが、このチームでプレーすることをとても楽しんでいます。私は今のところ幸せです。今後さまざまな大会で優勝していきたい」と希望に満ちている現況を明かした。

 スター選手が集うサウジアラビアリーグだが、その可能性はさらに広がっていきそうだ。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング