「ペップが絶望する瞬間があった」 横浜FMを英紙評価「高いインテンシティーとカオスで名高い」

善戦した横浜FM【写真:徳原隆元】
善戦した横浜FM【写真:徳原隆元】

マンCが横浜FMに5-3で勝利、試合内容は「より一層の価値があった」

 イングランド1部マンチェスター・シティは7月23日、プレシーズンマッチでJ1の横浜F・マリノスと対戦し、5-3で勝利を収めた。両チーム合わせて8得点が生まれる打ち合いとなったが、英紙は「ホストチームが2得点をリードした前半に、ジョゼップ・グアルディオラ監督が絶望する瞬間があった。だが、こういった展開はより一層の価値があった」と、シティにとって収穫のある試合内容だったと振り返っている。

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 シティは昨季にFAカップ、プレミアリーグ、UEFAチャンピオンズリーグの三冠を達成する快挙のシーズンを過ごした。新シーズンの調整に向けたプレシーズンツアーを日本で開催するため、20日に来日。3日後に国立競技場で横浜FMとの対戦を迎えた。前半27分、37分に横浜FMに立て続けに得点を許す展開となったが、同41分にDFジョン・ストーンズ、43分にFWフリアン・アルバレスと、シティが連続ゴールを挙げて前半を2-2で折り返した。

 後半頭からエースのFWアーリング・ブラウト・ハーランドが投入されると、後半7分に左足の反転シュートで早々にゴールを奪取。同27分にロドリのミドルシュートでリードを広げたものの、同41分に横浜FMに1点を返される。それでも、試合終了間際にハーランドが再びネットを揺らして、最終的に5-3で勝利した。

 先発メンバーを若手やサブ組を中心に構成したシティは、後半に主力を投入することでギアを入れ、試合の主導権を握ったが、横浜FMの健闘ぶりに英紙「デイリー・メール」が注目。「シティ・フットボール・グループの姉妹クラブである横浜FMとの一戦は多忙な夜となった。日本の現チャンピオンであり、今季はリーグ2位に付けている日本クラブは高いインテンシティーとカオスで名高い。元ウルブスの中盤選手であるケビン・マスカット監督は、アンジェ・ポステコグルー前監督の伝統的なスタイルを守り続けているため、まだ4度しかトレーニングを行っていないシティにとっては試練となった」と指摘している。

 一方で、「ホストチームが2得点をリードした前半に、ジョゼップ・グアルディオラ監督が絶望する瞬間があった。だが、こういった展開はより一層の価値があった」と、今後シーズンに向けてチームを仕上げていくうえで、早々に2点のビハインドを背負った展開となった試合に対してポジティブな意見を述べていた。シティは26日に国立競技場でブンデスリーガ王者バイエルン・ミュンヘンとの対戦を控えている。

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