シティDFリーダーのルベン・ディアス、冨安は「僕と似ている」 今後の成長に太鼓判「今考えうる限りで最高の環境にいる」
マンCがツアーで来日 冨安は「伸び代があって楽しみな選手」
イングランド1部マンチェスター・シティのポルトガル代表DFルベン・ディアスは7月21日、都内で取材に応じた。アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋について尋ねられた際、「今考えうる限りで最高の環境にいるのではないだろうか」と語っている。
シティはプレシーズンツアーで来日。日本では、23日に横浜F・マリノス、26日にバイエルン・ミュンヘンとの対戦を控えている。FAカップ、プレミアリーグ、そしてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制する快挙を成し遂げたなか、ディフェンスリーダーとして3冠の立役者の1人となったディアスが単身で取材に応じた。
「今の僕があるのは、シティに加入し、プレーし続けてきたからというのは断言できる。そういった意味で、実現しうるなかでの最高の自分の在り方を可能にしてくれたのが、シティだ。僕が加入する前のシーズンは芳しくなかったけれど、それ以前からシティは確実に飛躍し、物凄いことをやってのけることをはっきりと示す道を歩み始めていた。そんなクラブに入って僕も成長してきた」
2020年にシティに加入して以降、守備の要として活躍してきたディアス。記者陣から冨安の印象について問われると、「非常に優れた選手だと考えている」と間髪入れずに回答。さらに、冨安は適した場所でより一層の成長が見込めると太鼓判を押していた。
「彼は、今考えうる限りで最高の環境にいるのではないだろうか。アーセナルはプレミアリーグのなかでもベストチームの1つであることに間違いない。実際に彼と同じピッチで対戦したことはないが、もちろん試合での彼を確認している。まだまだ伸びてくる選手、伸び代があって楽しみな選手だと感じている。そういう意味では、僕と似ているね(笑)」
ディアスと同じく、本来はセンターバックを主戦場とする冨安だが、アーセナルでは主に右サイドバックでの起用となっている。昨季は負傷による長期離脱が響き、イングランド代表DFベン・ホワイトのバックアッパーとしての立ち回りが多かった。さらにアーセナルは今夏の移籍市場でアヤックスからオランダ代表DFユリエン・ティンバーを獲得しており、ポジション争いの激化が予想されるが、そういった競争や刺激も、冨安のさらなる成長につながるはずだ。