浦和、ルヴァン杯GS最終節1-1ドローも…他会場・川崎の勝利により首位通過 清水は敗退が決定

浦和の首位通過が決定【写真:Getty Images】
浦和の首位通過が決定【写真:Getty Images】

1点ビハインドの後半4分に明本が同点ゴール

 ルヴァンカップは6月18日にグループステージ最終戦を行い、浦和レッズは清水エスパルスと1-1で引き分けたものの、他会場の結果によりグループの首位通過が決定。ベスト8へと進出した。

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 浦和はU-22日本代表の欧州遠征から帰国して中2日のGK鈴木彩艶をスタメン起用。日本代表MF伊藤敦樹が不在のボランチにはMF安居海渡が入った。立ち上がりからボールを持つ時間を長くした浦和は前半10分、左サイドからMF関根貴大が入れたクロスにFW興梠慎三が競り合うと、その後ろに入ってきたMF大久保智明がヘディングで合わせる決定機。しかし、これを清水GK大久保択生がファインセーブした。

 浦和は徐々にボールこそ持つもののゴールに向かったアタックがなくなっていった。すると清水は奪ったところから速攻に出られる形ができるようになり、前半26分にMF乾貴士のラストパスを受けたDF北爪健吾がペナルティーエリア内でシュートする決定機を得たが、鈴木がファインセーブした。しかし清水は前半33分、相手との間を少し空けてゴール正面でボールを持ったFW北川航也がゴール右上に際どく曲がり落ちる精度の高いミドルを決めて、1-0と先制に成功してハーフタイムを迎えた。

 後半に向け、浦和のマチェイ・スコルジャ監督は2枚替えを敢行。FWブライアン・リンセンと主将のDF酒井宏樹を入れ、右サイドバックからMF明本考浩を左サイドハーフにシフトした。すると後半4分、ゴール正面で大久保と相手が対峙したところからゴール前に抜けたボールを明本が押し込んで同点ゴール。指揮官の交代策はいきなり結果を残した。

 前半と比較して明らかにゴール方向へのアクションが増えた浦和は、その後も明本にシュートチャンスが訪れるも実らず。浦和はMFダヴィド・モーベルグやFW髙橋利樹も投入してゴールを狙いにかかった。一方の清水は足を痛めたMF中山克広に代えてMFカルリーニョス・ジュニオを投入したほか、FWチアゴ・サンタナとFWオ・セフンも投入。他会場の途中経過から勝利しなければ敗退が極めて濃厚な両チームは、リスクを背負って前線の選手を増やした。

 浦和は後半44分、自陣ゴール前で相手の攻撃を止めると、途中出場のMF平野佑一が前線に一発のスルーパス。これを受けたリンセンが完全に抜け出してGKと1対1になったが、中途半端な足の振りで放ったシュートは力なく枠外に転がった。

 このまま試合は1-1の引き分けに終わり両チーム万事休すかと思われたが、同組のもう1試合で湘南ベルマーレと川崎フロンターレの対戦は試合終了間際に川崎が逆転する展開で3-2の勝利。これにより、浦和、清水、川崎が勝ち点8で並んだものの、この3チーム間の直接対決で最も勝ち点を稼いだ浦和が首位、清水が2位に。浦和は6試合を1勝5分でしぶとく突破を決めたが、清水は5グループそれぞれの2位チームの成績比較で上位3チームに入らず、敗退となった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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