J1自動昇格争いは3チームによる混戦模様! 首位札幌が敗れ、2位松本と3位清水が勝利

得失点差で優位の清水が次節で首位浮上も

 札幌を勝ち点3差で追っていた2位の松本はホームに東京ヴェルディを迎え撃つと、前半23分にMF石原崇兆、同29分にFW高崎寛之がゴールを奪い、2-0と勝利した。得失点差で順位の逆転こそならなかったが、札幌と勝ち点で並ぶ2位と昇格へ前進している。

 1年でのJ1復帰を目指す3位の清水はカマタマーレ讃岐とのアウェーゲームを戦った。引き分け以下なら今節で札幌の昇格を決める“アシスト”になってしまう可能性もあったが、前半38分にMF枝村匠馬のゴールで先制。さらに後半9分にはFWチョン・テセが追加点を挙げた。後半に1点を返されたが2-1と勝利。上位2チームに大きくプレッシャーを掛けている。

 この結果、上位2チームがJ1自動昇格権を勝ち取る争いは、残り2試合で札幌と松本が勝ち点81で並び、清水が勝ち点78で追いかける大混戦になっている。次節で清水が引き分け以下に終わり、札幌と松本が勝利すれば揃ってJ1昇格を決める可能性も生まれたが、清水は得失点差で圧倒的な優位に立つだけに、勝ち点で並びさえすれば一気に順位を逆転することが予想される。J1昇格レースは予断を許さない展開になってきた。

■J2第40節(6日)後の上位3チームの成績と今後の対戦相手は以下のとおり

(勝ち点、得失点差、残り対戦カード)

1位 札幌 勝ち点81 得失差+31/41節:千葉(A)・42節:金沢(H)

2位 松本 勝ち点81 得失差+30/41節:町田(A)・42節:横浜FC(H)

3位 清水 勝ち点78 得失差+46/41節:岡山(H)・42節:徳島(A)

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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