冬の移籍市場で放出が現実的とも言われるが…

　ところが、本田は10月25日のジェノア戦で今季初めてスタメン出場するも壊滅的なパフォーマンスに終始。さらにパサリッチが前節に途中出場で好パフォーマンスを見せ、モンテッラ監督のフィオレンティーナ時代からの教え子であるMFマティ・フェルナンデスの復帰が迫る状況も重なり、本田は現地メディアから候補の一人として挙がらないという、まさかの事態を迎えている。

　2014年１月にミランに加入し、約3年が経とうとしている本田は、在籍期間で最も危機的な状況にあると言えるだろう。クラブとの契約を半年残すなか、冬の移籍市場での放出が現実的とも言われているが、本田はキャリアにおいて最大のピンチに陥っている。現地メディアにも忘れられつつある本田は、これから逆襲の機会をつかみ取ることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images