田中は現在膝の故障で離脱中

　ドイツ1部フランクフルトは日本代表MF鎌田大地の今季限りでの退団が決まっているが、ボランチの新戦力としてドイツ2部デュッセルドルフの日本代表MF田中碧の名前が浮上しているという。ドイツ地元紙「Frankfurter Rundschau」が伝えた。

　今シーズンの鎌田はここまで、公式戦40試合に出場して13得点5アシストをマーク。シーズン序盤戦こそコンスタントに結果を残してきたものの、昨年のカタール・ワールドカップ（W杯）以降、リーグ戦で無得点が続く。今季限りで契約が切れるなか、去就が注目されていたが、4月12日にフランクフルト退団が決定した。

　ドイツ地元紙「Frankfurter Rundschau」は、「アイントラハトには新戦力が必要」と見出しを打ち、シーズン終了後の補強ポイントについて言及。スイス代表MFジブリル・ソウが退団を希望、ドイツ人MFセバスティアン・ローデも故障がちとあって、「守備的MFも再編成されるべき」として、その候補に田中の名前を挙げている。

「ターゲットはデュッセルドルフの田中碧だ。契約条項により、500万ユーロ（約7億3000万円）で2部のクラブ（デュッセルドルフ）を離れられる。現在、彼は膝の故障（右膝の内側靭帯断裂）を抱えているが、リーグ戦22試合に出場し、日本代表としてカタールW杯にも出場した」

　シーズン終了後、ボランチでプレーすることも多い鎌田と入れ替わりで田中がフランクフルトに加入することになるのだろうか。