三笘は来季もチーム残留か ブライトンで去就注目の4選手に専門家が注目「乗り越えなければいけない問題」とは?
三笘、マック・アリスター、カイセド、ファーガソンの将来に言及
イングランド1部ブライトンの快進撃が続いている。現地時間4月15日のプレミアリーグ第31節ではアウェーでチェルシーに2-1の逆転勝利を収め、勝点を「49」まで伸ばした。来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)戦への出場も夢ではない状況にあるが、ビッグクラブから関心を示されている主力選手をとどめておけるかは、今後の鍵になる。英メディア「TEAMtalk」は、「ブライトンが素晴らしいカルテットの1人を売却することを決断した」と見出しを立てて、日本代表MF三笘薫を含めた選手たちの去就について報じている。
グラハム・ポッター監督のチームをロベルト・デ・ゼルビ監督が引き継いだ時、イタリア人監督の手腕は未知数だったが、監督交代後もブライトンは素晴らしいシーズンを過ごしている。そんなブライトンの主力選手たちは、来季の去就が注目されている。特にアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター、三笘、エクアドル代表MFモイゼス・カイセド、そしてアイルランド代表FWエバン・ファーガソンのカルテットは、今夏の注目銘柄だ。
移籍市場のスペシャリストであるグレアム・ベイリー氏は、ブライトンの夏の計画を「TEAMtalk」に明かした。ベイリー氏によれば、ブライトンはシーズン終了後にもカイセドを含め、多くのタレントをクラブにとどめておけると自信を持っているという。
ベイリー氏は「私は、ブライトンが現在のチームが導いている状況に幸せだと聞いている。そして、エバン・ファーガソンや三笘薫と新しい契約を結ぶことに自信を持っているようだ。彼らは三笘とファーガソンが、カイセドと同じように、彼らの未来を預けてくれると信じている。ただし、乗り越えなければいけない問題もある。彼らはオファーが届くことを理解している。カイセドが、最も狙われる選手の1人になるはずだ。それでも、彼らはキープしたい意向だ」と語ったという。
そして、マック・アリスターが例外になる可能性も指摘。「アレクシス・マック・アリスターについては、同じことは言えない。彼の父や関係者は、ステップアップ移籍させる意向を隠していない。ブライトンの首脳陣も、彼を動かす準備ができているはずだ。W杯の決勝直前に新たな契約を結んだばかりだけどね。それでもクラブは、最高のタレントをすべて手放すことがないようにしているし、そこには自信を持っている」と、2025年6月30日まで契約を延長した10番がクラブを離れる可能性もあるとした。
今年1月の移籍市場で、カイセドにオファーを送ったとされるアーセナルやチェルシーは、現在もエクアドル代表MFの獲得を希望しているという。そのため、このブライトンの姿勢は彼らにとっては打撃になるだろう。また、ブライトンはマンチェスター・ユナイテッドが関心を示しているファーガソンにも新たな契約を送っているという。
今シーズンのプレミアリーグで、大きな注目を集めているブライトンだが、移籍市場でも大きな注目を集めることになりそうだ。