クラブの財政問題によりトップチームの選手として登録できていない

　スペイン1部FCバルセロナのスペイン代表MFガビは、イングランド1部チェルシーと夏の移籍に向けて交渉をしていると報じられている。18歳という若さで、すでにチームの中心選手となったMFについて、シャビ・エルナンデス監督がコメントした。英メディア「90Min」が報じている。

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　昨シーズン、トップチームデビューを果たしたガビは、今季もチームの中心選手として公式戦40試合に出場して2得点6アシストを記録。ラ・リーガで首位に立つチームで活躍を続けている。

　ところが、バルセロナはクラブの財政問題により、ガビをトップチームの選手として登録できない状況が続いている。そのため、現在もガビはBチーム登録選手として、トップチームの試合に出場しているのだ。バルセロナはガビとトップチームで契約ができるように訴訟をしているが、現在のままだと移籍金ゼロで移籍が可能になり、チェルシーをはじめとする他クラブもガビに関心を示している。

　ガビもバルセロナの対応に不満を感じていると報じられており、ガビの代理人を務めるイバン・デ・ラ・ペーニャ氏がチェルシーと交渉の場を持ったようだ。

　シャビ監督は、バルサとの交渉が順調に進んでいれば自身が現役時代に付けていた6番の後継者になっていたガビについて、「私は、ガビが別のクラブで幸せになるとは思えない。彼は18歳ながら、ここですべてを得ている。そして、チームにとって重要な選手だ。彼の未来は、このクラブにあると思っている」と、移籍の実現性に否定的な考えを示している。

　とはいえ、バルサがトップチーム契約を結べる状況にならなければ、ガビの流出を阻止するのは困難だろう。はたしてバルサは、将来的にも中心選手となることが期待される新星を留めることができるだろうか。