フォルランが哀しむロナウドの変化

「私が彼に対して、変わって欲しくなかった点が1つある。彼が僕と一緒に過ごしていた時、またはマドリードでの1シーズン目に披露していた、魅せて選手を抜き去るプレーだ。メッシのようにね。今の彼は、よりフィニッシャーに特化したことで、その点が変わってしまった。ゴール前に立つ殺し屋にね。メッシももちろんそうだが、彼は今でも2,3選手を抜き去って試合を打開する選手だ」

　それでもフォルランは「彼が見せる意欲、エゴ、野望は、他の誰も持ち得ないものであり、それは若い選手にとって見本となる背中になるはずだ」と、最後までかつての同僚への賛辞を惜しまなかった。以前と比較するとプレースタイルは変わっていったロナウドだが、野心だけは昔も今も、これからも一切変わることなくその胸の中で燃え続けている。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images