今年もC・ロナウドが受賞の本命だが…

　確かにこの賞は、08年から8年間はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ（バルセロナ）とポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド（レアル・マドリード）の2人が独占している状態だ。また以前のバロンドールを振り返っても、90年代以降の受賞者の大半がFWで、中盤から最終ラインの選手にとっては縁遠い賞となっている。

　「今年は僕にとって信じられないシーズンだった。チャンピオンズリーグ（CL）を逃しただけだからね」と、クラブではブンデス制覇、代表ではコパ・アメリカ・センテナリオ優勝の実績にチラリと触れた。今年は実績面でも、CLと欧州選手権制覇を成し遂げたロナウドが受賞候補の大本命となっているが、今後も“アタッカー重視”の選考基準は変わらないのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images