プレミアリーグへの適応に苦しむムヒタリアン 英紙は「カガワと同じ問題に苦しむ」と指摘

ファン・ハール前監督時代、ムヒタリアンの不安要素を見抜き、獲得に慎重だったという

 マンチェスター・ユナイテッドのアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンはドルトムントから今季目玉補強の一人としてプレミアリーグに参戦したが、現在は出番なしの状況が続いている。ジョゼ・モウリーニョ監督の構想外となりつつある万能MFは、日本代表MF香川真司も直面したイングランドサッカーの壁にぶち当たっているようだ。英紙「インディペンデント」が報じた。

 昨季、ドルトムントで公式戦52試合に出場し、23得点32アシストと驚異的な成績を残したムヒタリアンは、移籍金2630万ポンド(約33億円)でユナイテッドに移籍。ジョゼ・モウリーニョ監督の新体制下で、MFポール・ポグバやFWズラタン・イブラヒモビッチらと並ぶ即戦力として期待が懸かっていたが、負傷も重なり9月10日のマンチェスター・シティ戦(1-2)を最後に9試合出番なしとピッチから遠ざかっている。

 プレミアリーグへの適応が遅れているムヒタリアンだが、実は昨シーズンの時点で獲得に不安を抱えていたという。レポートによると、ルイス・ファン・ハール前監督時代からプレーをチェックしていたものの、前体制のコーチ陣はムヒタリアンに関してある不安要素を見抜き、獲得に慎重だったという。

 その不安とは、イングランド特有のフィジカルコンタクトの激しさのようだ。ムヒタリアンと同じく、ドルトムントからユナイテッドに移った香川を例に挙げて指摘している。

「2012年の夏、シンジ・カガワはユナイテッドで輝かしいスターを切ったが、この日本人は序盤のパフォーマンスを持続することに苦しみ、イングランドフットボールのフィジカル的要求があまりに高いことに気付いた」

 

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