「ベスト8以上に行くには」 守田英正がカタールW杯で感じた“世界挑戦”への課題
今回のフィールドプレーヤーでは遠藤、伊東、浅野に次いで年長者に
負傷を抱えながら臨んだ昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)を終え、日本代表は大きく様変わりをした。そのなかで、引き続き日本代表に招集されたMF守田英正(スポルティング)は、新チームの印象について「メンバーだけ見ると、すごくフレッシュな若手も多いですし、僕の年齢ですでに上から数えるほうが早くなってしまった。そういう部分も含め、中心選手として、自覚を持ってやりたいなと思います」と、決意を述べた。
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フィールドプレーヤーで守田より年上なのは、MF遠藤航(シュツットガルト)、MF伊東純也(スタッド・ランス)、FW浅野拓磨(ボーフム)の3人だけ。彼らとともにカタールW杯でもピッチに立ち、世界最高峰の舞台を知った守田は、その経験を伝えることも求められる。
W杯で感じた課題について「よりボールを持つことに対して、もっとこだわっていいのかなと思いました」と言う守田は、「そういうことができないとベスト8以上に行くのは、なかなか難しいと肌感覚で感じました。本当に難しい試合展開、上手くいかない時間帯でも、ボールを握り、相手に主導権を与えないことは必要なのかなと。そこに自分ができることと言えば、ビルドアップだったり、ポジショニングの整備だったり、僕もそこは得意としているところ。代表でもそこをより追求して、W杯に向けて準備をしっかり続けていけばいい」と語った。
その一方で、「その経験だったり、W杯の話だったりは、いい選手であればあるほど、そこに目標を持ちながら今までやってきた選手が多いと思う。僕からというよりは、彼らのほうから話してくることが多くなるはず。僕も今は自分自身に集中したい。新生というか、新しい森保ジャパンに向けて、僕も自分自身に一回、集中したい」と、経験の伝達については、求められれば与えるものの、まずは自分自身が第2次森保ジャパンで居場所を作ることを重視する考えを示した。
そして、カタールで果たせなかったW杯でのベスト8進出に向けて、「個々のレベルアップは言わずもがな。チームの構築、戦術面を踏まえて、チームのレベルアップもしないといけない。何がというのは難しいが、僕たち選手においては、自分の成長に目を向けてやるべきじゃないかなと思います」と、表情を引き締めた。
今シーズン公式戦29試合に出場して5得点2アシストという数字を出している守田は、「今シーズンから得点の部分にも絡めてきているので、できれば二桁取りたい。得点の部分でも代表チームにも貢献したい」と、意気込む。
「また新しい森保ジャパンが始まるので、勝つことで良いスタートを切ることがチームとしてすごく大事」という守田が、どんなパフォーマンスを見せて、チームを引っ張っていってくれるのかに注目だ。