MFガビの物怖じしない“魂のプレー”に反響

　スペイン1部バルセロナは現地時間3月12日、ラ・リーガ第25節アスレティック・ビルバオ戦に挑み1-0で勝利した。試合終盤まで戦ったスペイン代表の18歳MFガビの物怖じしない“魂のプレー”に反響が広がっている。

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　アウェーの地へ乗り込んだバルセロナは、前半アディショナルタイムにFWハフィーニャの2試合連続ゴールで先制。この1点を守り切り、バルセロナが1-0で勝利しリーグ首位を依然キープしている。

　注目が集まったのは、試合中にガビが見せたプレーだ。前半22分、センターサークル付近でルーズボールを追いかけたガビ。バランスを崩し倒れ込みながらもダイブする形で頭を出し、ビルバオMFダニ・ガルシアのキックしたボールをブロックした。

　さらに後半8分、ガビは相手が寄せてきたところをふわりと浮かせてかわそうとするもアフター気味にタックルを受けよろける。こぼれたボールをビルバオMFラウール・ガルシアが処理しようとした際、ガビはそのままダイブで頭から先に触ろうとした。

　危険を顧みないプレーをスポーツチャンネル「DAZN」の公式YouTubeチャンネルでも取り上げ「これがガビの真骨頂！ルーズボールに頭から突っ込む魂のプレー」と切り抜き動画を投稿。さらに英メディア「スポーツ・バイブル」では、「大胆不敵な頭からのタックルで大怪我の危機」とそのプレーの危険性について報じている。

　記事ではガビについて「大胆不敵で献身的な性格で知られ、ほかの選手が足を置くことを恐れる場所に頭を置くなど、今シーズン何度もその勇敢さを披露してきた」と記すと、「ビルバオMFの前方へのパスを止めようと、またもや大胆な挑戦」と該当シーンに着目した。

　同メディアではほかに、SNS上に寄せられたファンの声も紹介。「勇敢なのは確かだが、あまり賢明とは言えない」「頭に深刻なダメージを受ける危険性がある」と懸命な姿勢に驚くも、注意喚起するコメントも上がっているようだ。

　一方、このプレーに対し称賛を贈っているのが元バルセロナのレジェンドDFカルレス・プジョル氏だ。同氏は自身の公式ツイッターで拍手の絵文字とともに「ガビ」と綴っており、同メディアも「バルセロナの偉大な戦士の一人が感銘を受けたというのは、妥当なところだ」と報じていた。