「試合をぶち壊した。この世界にいられなくなる」 広島守護神が明暗を分けた痛恨のミスに意気消沈 

後半ATには無人のゴールの大ピンチ

 悲劇はこれだけに留まらなかった。後半アディショナルタイム、CKの場面でラストプレーに賭け、相手のボックス内に駆け上がってきたものの、こぼれ球が相手に渡り、カウンターを仕掛けられてしまう。ゴールは無人となっており、全力で戻った林はなんとか間に合ったものの、ボックス左に侵入したMF中村憲剛に冷静にゴール右隅に流し込まれ、息の根を止められる2点目を与えてしまった。

 林はこの場面について「最後上がったのは自分の判断。最後のチャンスと考えていたので」と言及。試合内容こそ優位に進めていただけに、痛恨の敗戦となった。チームもリーグ戦3連敗と、苦境から抜け出せずにいる。

【了】

城福達也●文 text by Tatsuya Jofuku

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド