トルコ3部リーグでスタンドから爆竹、ナイフ…“大暴動の90分”に海外震撼「凄惨な光景」

トルコ3部リーグでファンが暴動を起こし話題に(写真はイメージです)【写真:ロイター】
トルコ3部リーグでファンが暴動を起こし話題に(写真はイメージです)【写真:ロイター】

ブルサスポル対アメッドスポルの一戦でファンや選手が暴れ大混乱

 トルコ3部リーグでファンが暴動を起こしながらもフルマッチが実施され、その様子を海外メディアが大きく報じた。スタンドから爆竹やナイフなどが相次いでピッチに投げつけられる異様な光景を「ホラーショー」「凄惨な光景」と伝えている。

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 英紙「ザ・サン」など海外の複数メディアで大きく取り上げられたのは、3月5日に行われたトルコ3部リーグ・ブルサスポル対アメッドスポルの一戦。「ザ・サン」紙によると、試合前後、さらには試合中にファンや選手が暴れ、大混乱に陥ったという。

 被害を受けたのは、敵地に乗り込んだアメッドスポルの選手たちだ。試合前、ウォームアップのためにスタジアムに選手たちが姿を現すと、ホームサポーターからペットボトル、爆竹、ナイフなどがピッチに投げつけられ、さらにはブルサスポルの選手たちがピッチへ突撃しフィールドで両チームの選手たちの間で喧嘩が起きた。

 暴動は試合中も収まらずキックオフ直後、アメッドスポルのGKカントゥール・テメルに物が当たり、試合は一時中断。その後、再開されたなかで後半早々にもスタンドから投げ入れられた物がアメッドスポルの選手にヒットすると、主審により再び試合が止められたが協議の結果、試合続行となり90分フルマッチが行われた。なお、試合はホームのブルサスポルが2-1で勝利している。

「ザ・サン」紙や英公共放送「BBC」トルコ版のレポートによると、アメッドスポルはクルド語名である「アメッド」を反映した名称に変更した2015年以降、トルコ国内で反クルド人の唱和や暴力沙汰に晒されてきたという。今回の暴動もそうした背景から起こったものと見られ、BBCはこの一件で7人が拘束されたと伝えている。

 アメッドスポルのSNS上では、試合前にフィールドで暴動が起きた様子やピッチに投げ入れられたナイフを拾い上げた実際の動画を公開。こうした惨状のなかでの試合を「ホラーショー」と「ザ・サン」紙は伝え「ウォームアップ中のチームがピッチで襲われ、ファンが爆竹やナイフを投げつける凄惨な光景…しかし試合は中止されなかった」と驚きを隠せない様子で伝えられた。

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