フランクフルト鎌田の残留、ノーベル賞受賞者がまさかの懇願 「残ったらメダルを渡す」
ノーベル化学賞を受賞したフランクフルトサポーターのリスト氏が鎌田残留を切望
日本代表MF鎌田大地が所属するドイツ1部ブンデスリーガのフランクフルトは、現地時間2月21日にUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦の第1戦でイタリア1部ナポリと対戦。セリエAで首位を独走する強豪を相手に0-2の敗戦になった。去就が注目される鎌田について、ドイツメディア「シュポルト1」がレポートしている。
フランクフルトは前半36分にPKを与えるも、GKケビン・トラップがセーブ。しかし直後に先制ゴールを許すと後半13分にはフランス代表FWランダル・コロムアニが退場処分となり、10人での戦いを強いられることに。さらに1点を追加されて、ホームでの初戦で痛い敗戦となった。鎌田はフル出場し、元日本代表MF長谷部誠はベンチ入りも出場機会なく試合を終えている。
同メディアでは、今季限りで契約が満了する鎌田が契約延長にサインしておらず、他クラブへの移籍が現実味を帯びている状況をレポート。これについて、2021年にノーベル化学賞を受賞したフランクフルトのサポーターでもある化学者のベンジャミン・リスト氏のコメントも報じている。
「この日本人選手(鎌田)が契約を延長すれば、ノーベル委員会から授与されたメダルを渡すと発言した。リスト氏は『私は日本のファンです。好きな選手の1人は長谷部だ。でも鎌田大地は、もし彼が去ってしまったら、私の心は壊れてしまう。もし彼が残ってくれたら、(メダルを)彼に渡しますよ』と、この試合を前にアマゾン・プライムで話した」
リスト氏は化学者として最高の名誉とも言える証になるメダルを差し出してでも鎌田の残留を願っているとされている。それだけプレーが認められサポーターからも愛されている鎌田だが、今シーズン後の去就をどう決断していくのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)