名古屋オーシャンズが「完璧な試合」 Fリーグ6連覇に王手に監督も喜び…大量5得点で立川から2勝目

名古屋オーシャンズが優勝に王手【写真:河合拓/Futsal X】
名古屋オーシャンズが優勝に王手【写真:河合拓/Futsal X】

初戦の5-1に続き、第2戦も5-2で勝利して通算15度目のリーグ制覇にあと1勝

 Fリーグ2022-23シーズンのプレーオフ決勝第2戦が駒沢体育館で行われ、名古屋オーシャンズと立川アスレティックFCが対戦した。初戦を5-1で勝利した名古屋が力の差を見せつけて第2戦も5-2で勝利。6連覇、通算15度目の優勝に王手をかけている。

 序盤から攻勢の名古屋は、第1ピリオド4分に最後尾のFP安藤良平のピヴォ当てからチャンスを作る。ブラジル代表FPダルランが落としたボールにブラジル代表FPガブリエル・ペネジオが詰めて先制ゴールを挙げた。これで勢いづいた名古屋は、同5分にもカウンターから安藤がゴールを決めてリードを2点に広げた。

 その後も名古屋は第1ピリオド14分に、日本代表FPアルトゥール・オリベイラのシュートのこぼれ球を元スペイン代表FPアンドレシートがゴールに決める。立川はタイムアウトを取るが、流れを変えられず。同16分にもカウンターからガブリエル・ペネジオが2点目を決めて、第1ピリオドの20分で4-0と勝利を決定的にした。

 後半に入ると、立川は第2ピリオド5分に日本代表GK黒本ギレルメの攻撃参加からチャンスを作り、日本代表FP金澤空の折り返しがオウンゴールを誘発して1点を返した。残り6分半を切るまでパワープレーに出なかった理由について、立川の比嘉監督は、「0-4なら残り12分くらいからパワープレーをしようと思ったが、1点取っていたし、チャンスは作れていた」と説明したが、立川はなかなか2点目が取れず。

 逆に第2ピリオド19分には、GK田淵広史のパワープレー返しが決まって、名古屋がリードを4点に戻した。ここから名古屋は2試合を通じて初出場となった日本代表FP水谷颯真、FP鬼塚祥慶、この試合初出場となるFP宮川泰生を投入。立川は試合時間残り33秒で元日本代表FP皆本晃が1点を返したが反撃もここまで。名古屋が5-2で勝利して2連勝を飾り、6連覇に王手をかけている。

 試合後、名古屋のフエンテス監督は「完璧な試合だった。昨日と似た感じになったが、40分間、細かいところに気を付けながらやらないとやられる可能性もあったが、40分間しっかり戦えたことが勝利につながったと思う」と、手応えを口にした。またキャプテンのGK篠田龍馬は「第3戦、相手は崖っぷちなので、違う展開の難しい展開になると思うが、こちらも第3戦に向けてしっかり準備したい」と、コメントして立川への警戒心を示した。

 プレーオフ第3戦では名古屋が最短の3試合で優勝を決めるか、立川が初勝利を挙げて待ったをかけるか。試合は舞台をパロマ瑞穂アリーナに移して2月24日(金)の19時にキックオフを迎える。

(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)



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