なでしこジャパンの「最下位が見えてもショックはない」 強豪揃いのアメリカ遠征参戦に海外見解

なでしこジャパンがシービリーブスカップに出場【写真:Getty Images】
なでしこジャパンがシービリーブスカップに出場【写真:Getty Images】

シービリーブスカップに出場予定のなでしこの戦力を考察

 なでしこジャパン(日本女子代表)は、2月にアメリカで行われる女子サッカーの国際親善大会「2023 SheBelieves Cup(シービリーブスカップ)」の出場が決定。そんななでしこに対し海外メディアが注目選手を取り上げ、現状の実力を考察している。

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 現地時間2月16日から22日まで行われる同大会は、日本に加えアメリカ代表、カナダ代表、ブラジル代表の強豪チームが参戦。日本は16日にブラジル、19日に宿敵アメリカ、そして22日にカナダと対戦するスケジュールとなっている。

 この大会に2019年、20年以降で3年ぶりの出場となった日本について、参加国のカナダメディア「LWOS」が現状を考察した。

 まずは昨年のなでしこジャパンの試合結果に触れ、「ほとんどの試合が勝利で終わったが、歴史的な強豪との対戦では、そのプレッシャーに屈してしまった」と厳しい指摘をしている。なでしこジャパンは、AFCアジアカップ(杯)で中国との準決勝でPK戦の末敗退(2-2:PK3-4)。2022年最後の親善試合でイングランドに4-0、スペインに1-0で敗れており、課題も多く出た1年となっていた。

 注目選手には、DF熊谷紗希(バイエルン・ミュンヘン女子)、MF長谷川唯(マンチェスター・シティWFC)、FW岩渕真奈(トッテナム女子)の3人の名前が挙がっている。

 熊谷は「日本代表を牽引するディフェンスのキャプテン」と紹介され「32歳のこのセントラル・ディフェンダーは、現在の日本のタレントたちの中で最も経験豊富な存在だ」と経歴を称えている。

 長谷川については、「日本の新進気鋭のタレントの1人」と評価を付け、「日本のために多くの役割を果たすことができる万能のミッドフィルダーだ」としている。

 今冬にアーセナル女子からトッテナム女子へとレンタル移籍した岩渕については、「得点源としておなじみの選手」とその存在の大きさに触れ「『マナドーナ』というニックネームで呼ばれ、多くのファンが彼女のプレーをアルゼンチンの伝説的選手ディエゴ・マラドーナになぞらえている」と紹介。「現役日本人選手としては最多の37得点をマークしている」とその重要性を指摘している。

 選手への期待も述べた一方、今大会に出場する4チームのうち日本はFIFAランキングで最下位となる11位である点、そして昨年世界トップクラスのチームに勝利できていないことから、「日本が優勝できればラッキーなことかもしれない」と言及。「日本の4位が見えてもショックはないだろう」と結果を残すことが厳しいのではないかとの見解を展開していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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