フランクフルト鎌田、去就の現状を現地紙が考察 クラブは契約延長を「最優先事項」とするも難点指摘「資金力のあるクラブには…」

フランクフルトの鎌田大地【写真:Getty Images】
フランクフルトの鎌田大地【写真:Getty Images】

バルセロナやベンフィカからの興味が報じられている

 日本代表MF鎌田大地は、ドイツ1部フランクフルトとの契約が2022-23シーズン限りで満了を迎える。スペイン名門バルセロナからの興味も報じられるなか、元より獲得を模索していたポルトガル1部ベンフィカが圧力を強めているようだ。

 今季鎌田は公式戦24試合で12ゴール4アシストをマーク。直近のブンデスリーガ第18節バイエルン・ミュンヘン戦(1-1)でも同点弾を演出した。

 そんな鎌田にベンフィカは以前より強い興味を示しており、今シーズンの開幕前には一部合意報道もでていたほどだ。そのベンフィカが、シーズン終わりに再び獲得に動いているという。

 一方のフランクフルトも契約延長を諦めていない。地元紙「Frankfurter Neue Presse」は、「アイントラハトが主力選手の退団に危機感を抱く」と今季限りで契約満了を迎える鎌田とDFエヴァン・ヌディカの放出危機を報じている。

「ヌディカと鎌田が最優先事項」と重要な戦力と認めつつも「両トップパフォーマーの契約延長を希望しているが、今のところ合意には至っていない」と話が進んでいないことを明かした。

 このままいけば2人は自由移籍でクラブを離れる可能性があるが、クラブのスポーツディレクター(SD)マルクス・クレーシェ氏は「長期的な協力関係をまだ諦めてはいない」と記事では伝えている。

 フランクフルト側は2人にそれぞれ2026年までの契約を準備していると言われ、延長契約が成立すれば「両方ともチームのトップ獲得者になり、250 万から 300 万ユーロ(約3億5000万円から4億2000万円)を得ることになるとされる(成功ボーナスを除く)」と指摘。ただ、「ベンフィカのような海外の資金力のあるクラブには勝てず、両選手は他の場所でもっと大きな収入を得ることができる」と資金面で厳しい現状にある事実も伝えている。

 新シーズンの鎌田は、最終的にどこでプレーすることを選ぶだろうか。

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