ドルトムントとヘルタの上位対決は1-1ドロー 香川のシュートが原口ハンドを誘いPKもエース失敗

オーバメヤンがPK失敗後に同点弾

 ビハインドを負ったことで、ドルトムントのトゥヘル監督が素早く手を打つ。同15分にMFゲッツェとMFローデに代え、香川とFWデンベレを投入。途中出場の2人がインサイドハーフで並ぶ形となった。同26分にはシュメルツァーを下げてDFパクを投入するなど、早々に交代枠3枚を使い切った。

 残り15分となり、流れはドルトムントに移った。同30分、エリア内で香川が放った左足ボレーシュートがブロックに入った原口の左手に当たった。主審は遅れてホイッスルを吹き、ペナルティースポットを指差した。11日のロシア・ワールドカップアジア最終予選のオーストラリア戦でも痛恨の同点PKを献上していた原口にとっては、2試合連続の悲劇となった。しかし、オーバメヤンのゴール右隅を狙ったキックはGKヤーステインに防がれ、このチャンスをふいにした。

 運もヘルタに味方したかに思えたが、同35分にはデンベレの左クロスからオーバメヤンがネットを揺らして同点。失態を犯したエースが汚名返上の一撃を決めた。

 同39分には相手の執拗なディフェンスに腹を立てたモルがヘルタDFラングカンプを押し倒してしまい、一発退場。さらに同45分にはヘルタの先制点を挙げたシュトッカーもレッドカードを受けるなど終盤にカード連発の荒れ模様となったが、スコアは動かずそのまま1-1で終了。日本人対決も実現したブンデス上位対決は、勝ち点1を分け合う結果となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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