不振のリバプールがベニテス招聘へ イスタンブールの奇跡の立役者が復帰か!?

ロジャーズの後任の本命に

 ナポリのラファエル・ベニテス監督が、古巣リバプールに再就任する可能性が急浮上した。地元紙「デイリー・ミラー」が報じた。
 昨季ナポリの指揮官に就任したベニテス監督であるが、今季終了後にナポリを去り、家族の住むマージーサイドへと帰還することを強く望んでいるという。就任1年目でクラブにタイトルをもたらしたが、本人はリバプールでの時間をいまだ恋しく思っており、リバプール側も今季不振に陥っているブレンダン・ロジャーズ監督の後任の本命としてその動向を追っていると言われている。
「私の妻と2人の娘はリバプールに住んでいる。家族と離れるのは私にとって初めての経験であるし、それは簡単なことではない。デ・ラウレンテ(ナポリ会長)は、私にとって家族がどれほど貴重な存在かを理解しているよ」
 スペイン人指揮官は、インタビューにこう答え、リバプール復帰への意欲を暗示した。だが、今季はプレーオフでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃し、リーグ戦でも早くも首位ユベントスに勝ち点7差をつけられてしまっている。日に日に、プレッシャーが強まっている状況でもある。
 また、リバプールのロジャーズ監督に関しても、CL、リーグ戦とも厳しい戦いが続いており、アメリカ人オーナーは政権交代を考えているとも伝えられている。
 ベニテスは、リバプールが2004-05シーズンのCLを制した、あの「イスタンブールの奇跡」の立役者の一人だ。悲願のプレミアリーグ優勝をもたらすため、再びアンフィールドのピッチに足を踏み入れることはあるのだろうか。一つだけ確かなことは、その聖地に帰ってきた場合、サポーターたちは、温かな「おかえりなさい」のチャントで彼を迎えるだろう。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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