マルディーニのミラン幹部就任をユーベの英雄も熱望 「イタリア全体に良い影響を与える」

ライバルであり盟友のデル・ピエロ氏が地元メディアで語る

 日本代表FW本田圭佑が所属するACミランに、クラブのレジェンドである元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏がクラブ幹部として帰還する可能性が報じられている件を、ライバルクラブのレジェンドも歓迎している。ユベントスで長年キャプテンを務めた元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ氏が、コメンテーターを務めるイタリア衛星放送局「スカイ・イタリア」で語っている。

 マルディーニ氏はミランの名DFとして、デル・ピエロ氏はユベントスのエースとして、幾度となくタイトルを争って戦ってきた。2002-03シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ決勝がイタリア対決となり、PK戦までもつれ込んだ戦いを120分フル出場して鎬を削った。その一方で、イタリア代表としては1998年フランス・ワールドカップや02年日韓ワールドカップなどで共闘。そうした関係性を持つデルピエロ氏は、マルディーニ氏のミラン帰還は素晴らしいニュースだと語っている。

「パオロはミランのバンディエラ(旗頭)であり続けた存在だ。彼がミランに戻ることは、クラブに対して良い影響しか与えないはずだ。ワールドカップではイタリアのキャプテンとしてチームを引っ張ってくれた。だけど、僕にとってはミランのキャプテンという印象が強いね」

 そしてマルディーニ氏が古巣に戻ることは、ミランという一つのクラブだけでなく、セリエA5連覇を果たすなどユベントスの“一強状態”にあるイタリアサッカー全体に対して、大きな意味を持つと語っている。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング