地元メディアで「楽しみにしている」とポステコグルー監督がコメント

　スコットランド1部セルティックは、横浜F・マリノスに所属するDF岩田智輝を完全移籍のオプション付きのレンタル移籍で獲得すると報じられている。現地では英国の就労ビザを取得したとも報じられているが、横浜FMで指揮を執っていた時から岩田を注視していたアンジェ・ポステコグルー監督が、今季のJ1リーグMVPへの思いを語った。スコットランド紙「デイリー・レコード」が報じている。

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　ポステコグルー監督は、2019年に横浜FMをJリーグ制覇に導いた。その後、2021年6月にセルティックの監督に就任。Jリーグの知識をもとにヴィッセル神戸からFW古橋亨梧を獲得したのを皮切りに、数多くの日本人選手を獲得した。

　横浜FM時代、数か月の共闘に終わった2人だが、今度はスコットランドの地でともに戦うことになりそうだ。ポステコグルー監督は横浜FM時代を振り返り、「智輝は私がしばらくの間、見ていた選手だ。複数のポジションでエクセレントな選手。それが、私が彼と契約をした理由だ。彼は中盤の底でアンカーとしてプレーできるし、センターバックもできる。右バックや右サイドハーフもこなすことができる」と、ポリバレントな能力を評価した。

　さらに「私が彼について気に入っているのは、チームにもたらす強さと攻撃性だ。私たちはマリノスに強さを求めていた。智輝は大きな役割を果たしてくれる。彼がチームにもたらしてくれるものを楽しみにしている」と、コメントしている。

　横浜FM時代、大分トリニータに所属していた岩田に2年連続でオファーを送っていたポステコグルー監督。オーストラリア人監督がいなくなってからも、横浜FMで活躍を続けた岩田はチームを優勝に導き、J1リーグMVPにも輝いた。横浜FMに連れてくることになった指揮官は、再びセルティックで共闘することになったら、どのように岩田の能力を引き出していくだろうか。