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負傷離脱で逆に高まるムヒタリアンの評価と待望論 英紙「カガワもその恩恵に預かった存在」と言及
香川とムヒタリアンの直面した状況が重なる
12年6月、香川はドルトムントからユナイテッドに移籍。エバートンとの開幕戦でデビューを飾り、第2節のフルハム戦でいきなりゴールを決めたが、10月のチャンピオンズリーグ・ブラガ戦で左膝を負傷し、2カ月間のリハビリ生活を強いられた。この不在の間、香川への評価と待望論は高まりを見せたという。偉大なアレックス・ファーガソン元監督の下で香川は確かな存在感を示していた。
昨季まで香川とムヒタリアンはドルトムントで共闘し、FWピエール=エメリク・オーバメヤン、FWマルコ・ロイスらと強力攻撃ユニット「ファンタスティック4」を形成した。奇しくも4年前の香川の状況と、ムヒタリアンが直面するそれが重なっているという。
ユナイテッドで厳しいスタートを切ったヒタリアンに対して、香川もドルトムントで熾烈なレギュラー争いに苦しみ、レギュラーの座を失っている。ムヒタリアンの復帰を望む声が日に日に強まるなか、「小さな魔法使い」とドイツメディアから呼ばれた日本代表のアタッカーも待望論を巻き起こすことができるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images