堂安律、バイエルンは「ドイツ代表と同じ部分が多い」と指摘 W杯グループ初戦へ見解「プレスハメやすい」
ブンデス首位のバイエルンと重ね合わせ、W杯グループ初戦のドイツ戦をイメージ
いよいよ、MF堂安律(フライブルク)にとっての初めてのワールドカップ(W杯)が始まる。カタール入りして11月15日に森保ジャパンの練習に姿を見せた堂安は、「空港に着いてから全体がW杯の雰囲気になっていますし、ちょっとずつ気持ちを高めています」と語った。
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シーズン中のW杯となるが「僕の立場的に、所属クラブでアピールしてメンバーに入ることを意識していました。ありがたいことにフライブルクが上位でプレーできているので、それほどW杯に集中する余裕も、この1、2週間はなかった。こっちに入ったら夢の舞台なんで、考えなくてもマインドは変わると思う。そこは心配ないと思う」と、語った。
合流直前のウニオン・ベルリン戦(4-1)では、2ゴールをアシストし、チームの勝利に貢献。「そうですね。コンディションもかなり上がっているし、かなりレベルの高いところでプレーできているので、自信にはつながるかなと思います」と言い、今シーズンの成長についても自信を見せた。
「この半年間で90分間を通して強度の高さを保てるようになってきていますし、波があった試合も過去にありましたが、ちょっとずつ安定したパフォーマンスができている。守備の強度はビーレフェルトに行ったくらいから徐々に付いてきましたが、そこも安定してきました。あとは数字が付いてくればなと思っていますが、こういうパフォーマンスをしていれば、自然と付いてくると思う」
ドイツで戦っていることで、グループ初戦へのイメージもしっかりできている。ドイツ代表の多くの選手が在籍するバイエルン・ミュンヘンに次ぐ現在リーグ戦2位にいるフライブルクだが、その成績も自信につながっているようだ。
「僕らは0-5で(バイエルンに)ボコボコにされたので、何とも言いづらいですが、ブンデスリーガで2位にいることは、間違いなく自信になります。バイエルンはちょっとレベルが違うと思ってブンデスの順位表は見ていますが、ほかの17チームのなかで1位にいることは誇らしい。バイエルンに0-5で負けましたが、そのなかでの温度感、彼らのアイデアは、ドイツ代表と同じ部分が多いと思う。ディフェンスライン4枚は全員違いますし、ドルトムントの選手が入ってくる。バイエルンの強みは、最終ライン4枚のビルドアップのうまさだと思っていたので、それがいないのは、僕たちにとってプレスもハメやすいのかなと思う」
森保ジャパンは初のベスト8入りを今大会の目標に掲げているが、堂安は「優勝」を目標として口にしていた。その真意については「1人くらい、そういうことを言っておかないと面白くないんで」とニヤリ。初の大舞台で暴れる準備はできていそうだ。