エースナンバーの南野拓実、「結構、好き」と明かした背番号は? 「自分らしくプレーできれば…」
自身初のW杯に臨む南野、自らが思い描く“10番像”に言及
日本代表の10番を背負い、初のワールドカップ(W杯)に臨むMF南野拓実。代表に合流した11月15日の練習後、ミックスゾーンで報道陣に元日本代表MF香川真司が「頑張ってほしい」と言っていたことを伝えられると、「マジっすか。すごく嬉しいですね」と、表情を緩ませ、「僕が一番、尊敬している選手の1人なので。背負ってきた選手たちに、恥じないような姿を応援してくれる人たちに見せられればいいかなと思います」と語った。
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香川の前まで日本代表では、ラモス瑠偉、名波浩、中村俊輔とゲームメーカータイプの選手が10番を背負ってきた。南野も、セレッソ大阪の先輩でもある香川と似たアタッカータイプだろう。だが、南野にとっての10番像は「やっぱりジダンのようなゲームメーカー」なのだという。
そして、「今の現代サッカーには、いろんなタイプの10番がいる。だから自分も攻撃的な選手ですけど、自分らしいプレーで自分の10番っていうのを……」と、一度は自身がどんな10番像になろうかと説明しようとしたが、「でも、背番号にあまりこだわりがないんで。自分らしくプレーできればいいかなと思います」と切り替えた。そして、イングランド1部リバプールでも付けていた18番のイメージがあると指摘されると、「そうですね。18番は結構、好きな番号です」と笑った。
また、2014年ブラジル大会、2018年ロシア大会と香川が10番を付け、2022年カタール大会で南野が10番を付けたことで、C大阪出身選手が3大会連続でW杯の10番を付けることになったと指摘されると「それは知らなかったですね。セレッソファンが喜んでくれるニュースなのかなと思います。今は何とも思わない。この大会で良い結果を残して、振り返った時に喜べることになればいいかなと思います」と、大事なのは10番を付けて戦うことではなく、10番として結果を出すことだと強調した。
(FOOTBALL ZONE特派・河合 拓 / Taku Kawai)