ブラジル代表、39歳ダニエウ・アウベス招集 SNSの賛否にチッチ監督「喜ばせるために来たわけじゃない」

ブラジル代表チッチ監督【写真:ロイター】
ブラジル代表チッチ監督【写真:ロイター】

ダニエウ・アウベスにとって3回目のW杯出場

 カタール・ワールドカップ(W杯)に臨むブラジル代表メンバー26人が決定した。メキシコでプレーする39歳のDFダニエウ・アウベスがメンバー入りしたことに懐疑的な見方があるようだが、セレソンを率いるチッチ監督は「私はツイッターの人たちを喜ばせるためにここに来たわけじゃない」と39歳のベテラン招集の意図を明かした。ブラジル「グローボ」が報じている。

 バルセロナをはじめ、パリ・サンジェルマン(PSG)、ユベントスなどのメガクラブを渡り歩き、今年7月からはメキシコ1部プーマスに籍を置くアウベス。前回の18年ロシアW杯は怪我で欠場を余儀なくされたが、10年南アフリカW杯、14年ブラジルW杯に続く3度目の大舞台となる。39歳はチーム最年長だ。

 しかし、欧州の第一線を離れ、現在は負傷もあって1か月以上公式戦から遠ざかっていることもあり、SNSなどではアウベスの招集に懐疑的な声も上がっているという。そうしたなかで、ブラジル代表を率いるチッチ監督は会見でアウベス招集に対する否定的な声を一蹴した。

「私はブラジルの人々の何パーセントを代表しているかもわからないツイッター上の人たちを喜ばせるためにここに来たわけではない。さまざまな意見を尊重するが、全ての人を納得させるためにいるわけではない。アウベスは技術的にも戦術的にも、オーガナイザーとしても印象的な存在だ」

 チッチ監督はアウベスがチームに欠かせないピースであることを強調していた。

 なお今回のブラジル代表はFWネイマール(PSG)やDFチアゴ・シウバ(チェルシー)、GKアリソン(リバプール)、FWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)といった選手が順当に選ばれている一方で、FWロベルト・フィルミーノ(リバプール)、DFガブリエウ・マガリャンイス(アーセナル)らの落選が注目を集めている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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