好調レアルを支える“不敗男” ホーム31戦中30勝1分、勝率96%を誇る

ジダン体制下で重用されるMFカゼミーロ、4-3-3システムのアンカーに定着

 レアル・マドリードと言えば、とりわけ前線に世界的なビッグネームを揃え、抜群の破壊力で相手を圧倒するスタイルで白星を積み重ねている。スペイン紙「マルカ」によると、ある選手が出場した場合は、ホーム不敗神話が31試合継続している。その選手の名とは――。

 今季のレアルはリーガ・エスパニョーラで唯一の開幕3連勝。現地時間14日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節スポルティング・リスボン戦でも、先制されながらFWクリスティアーノ・ロナウドの直接FK弾、そして終了間際に途中出場のMFハメス・ロドリゲスのクロスからFWアルバロ・モラタが合わせて劇的な逆転勝利を飾った。

 しかし、本拠地サンチャコ・ベルナベウでの不敗記録を持っているのは、ロナウドを筆頭とした「BBCトリオ」でもハメスでも、主将のDFセルヒオ・ラモスらでもない。浮かび上がったのは、アンカーのレギュラーに上り詰めたMFカゼミーロだった。

 2013年に白い巨人の一員となったカゼミーロは、ジョゼ・モウリーニョ監督政権下の同年4月のベティス戦でデビューを飾った。14-15シーズンはポルトに期限付き移籍したものの、レアルに復帰した昨シーズンにラファエル・ベニテス監督解任を受けて就任したジネディーヌ・ジダン監督に重用されると、危機察知能力を生かしたインターセプトとタックルで相手の攻撃を食い止め、指揮官がベースとする4-3-3システムのアンカーとして完全に定着した。

 

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