「カタールでW杯デビュー」 森保ジャパンの“スター選手”は?…米メディアが本大会展望

アメリカ紙が各グループの展望記事を展開【写真:ロイター】
アメリカ紙が各グループの展望記事を展開【写真:ロイター】

アメリカ紙「ワシントン・ポスト」が各グループの展望記事を展開

 カタール・ワールドカップ(W杯)の開幕が近づくなか、世界各国で本大会に向けた報道が始まっている。アメリカ紙「ワシントン・ポスト」も、各グループの展望記事を展開した。

 グループEには日本のほかに、スペイン、コスタリカ、ドイツの3か国が入っている。W杯優勝経験のある2か国が入っていることもあり、大会で最も困難なグループの1つと考えられている。

 各国の分析が細かく記されているなか、日本については過去3度のベスト16入りを果たした実績などを紹介。そして「カタールW杯はアジアで2番目に高くランク付けされているチームにとって、これまで以上にトリッキーなテストになる」と、展望を伝えている。

「ワシントン・ポスト」紙による日本の予想フォーメーションは4-3-3システム。GK権田修一、DF酒井宏樹、DF吉田麻也、DF冨安健洋、DF長友佑都の守備陣が並び、中盤にはMF遠藤航、MF原口元気、MF田中碧、右ウイングにFW伊東純也、左ウイングにFW南野拓実、そしてセンターフォワードにFW大迫勇也を並べた。

 記事では主力選手たちの所属先に焦点が当てられ、「2018年の日本チームは、J1クラブやブンデスリーガのクラブでプレーする選手が多くを占めていた。だが、今回の大会には、より多くの世界トップリーグに所属する選手たちが入るだろう。ウイングの南野(ASモナコ)、伊東(スタッド・ランス)はフランスに、原口(ウニオン・ベルリン)、田中(デュッセルドルフ)はドイツに。吉田(シャルケ)と通常センターバックでコンビを組む冨安はアーセナルでプレーしている」と、多くの選手が欧州各国リーグでプレーする現状に注目している。

 チームのスター選手には、森保ジャパンで背番号10を付けてきた南野をピックアップ。代表で通算43試合に出場17得点の南野について、「2014年と2018年の大会出場を逃した南野は、カタールでW杯デビューを果たすことになる。オーストリアのRBザルツブルクで6年にわたって成功を収め、2019年にイングランドへステップアップ移籍。リバプールに加入した初の日本人選手となった。彼は2020年にプレミアリーグを制した選手の1人だったが、十分な出場時間を得られたわけではなかった。W杯予選でチーム最多の通算10得点を挙げたアタッカーは、今夏、移籍加入したモナコでより多くの出場時間を得て大会に臨めるはずだ」と、記している。

 スペインとドイツのグループ突破が有力視されているグループEだが、森保ジャパンは番狂わせを起こせるだろうか。

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