C大阪DF山中、ルヴァン杯決勝前日に“フェイスガード”着用で登場 リーグ戦で負傷も「セレッソにタイトルをもたらしたい」

セレッソ大阪の山中亮輔【写真:Getty Images】
セレッソ大阪の山中亮輔【写真:Getty Images】

12日のFC東京戦で相手と接触 小菊監督「目の下がかなり腫れている状態だった」

 J1セレッソ大阪の元日本代表DF山中亮輔は、10月22日に国立競技場で行われるルヴァン杯の決勝サンフレッチェ広島戦の前日練習にフェイスガード姿で登場。リーグ戦での負傷交代から10日間でギリギリの調整になった。

 山中は昨季限りで浦和レッズを退団し、今季にC大阪へと加入した。かねてから定評のある左足キックを武器にしつつ、チーム全体のハードワークが求められるC大阪のスタイルにも順応して出場機会を重ねてきた。

 しかし12日のリーグFC東京戦の前半、相手選手との接触で負傷すると前半24分で交代に。試合後に小菊昭雄は記者会見で山中の状態について「ハーフタイムにも、目の下がかなり腫れている状態だった。もしかしたら骨に影響があるのかなと思う」と話していた。その後、クラブから公式の発表はないが、この日の前日練習で冒頭15分間の公開でフェイスガードを着用していた。

 前日練習終了後の取材対応ではフェイスガードも外して、大きな影響は感じさせなかった。そのうえで「素晴らしいスタジアムだし、組み合わせ抽選会でここに来て、戻ってくることを達成できて気持ちが高ぶっている。たくさんの人が見に来てくれると思うので、素晴らしい雰囲気で試合ができる喜びを表現したい」と話した。

 C大阪は2017年以来のタイトルを狙う舞台になるが、山中は柏レイソル時代の2013年に前身のヤマザキナビスコ杯での優勝を経験している。今季から加入したレフティーは負傷の状態も心配されるが、「セレッソにタイトルをもたらしたい」と力強く語った。セットプレーの重要性も増す決勝の舞台で、その左足が唸りをあげるのか注目される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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