J1優勝&残留争いは佳境へ 横浜FMが次節にリーグV決定の可能性…神戸は急上昇、降格圏のG大阪は厳しい条件

J1優勝争い&残留争いも佳境に【写真:Getty Images】
J1優勝争い&残留争いも佳境に【写真:Getty Images】

横浜FMが優勝目前、残留争いでは各クラブの状況に変化

 J1リーグは10月1日に各地で試合が行われ、横浜F・マリノスが次節に優勝を決める可能性を作った一方で、残留争いではヴィッセル神戸が混戦から一気に抜け出す勝利を収め3連勝を飾った。

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 上位陣では横浜FMが名古屋グランパスに4-0で大勝して勝ち点を62に伸ばした。一方で川崎フロンターレは北海道コンサドーレ札幌に4-3で敗れ、勝ち点54にとどまった。サンフレッチェ広島も浦和レッズを4-1で下して勝ち点54で並んだが、得失点差で川崎を下回って3位。また、両チームより1試合少ない残り3試合となった。

 そのため次のゲームで横浜FMが勝利して勝ち点を65に伸ばすと、その時点で広島が逆転する可能性がなくなる。そして、川崎が引き分け以下に終わると残り3試合で勝ち点10差以上となるために優勝が決定する。

 残留争いに目を向けると、神戸がアビスパ福岡との直接対決を1-0で制した。敵地で前半21分にMF小林祐希が決めた一撃が決勝点となり、これで3連勝。残り4試合で勝ち点を34に伸ばして一気に12位まで浮上した。一方の福岡は勝ち点31でJ1参入プレーオフ行きの16位だが、残り3試合なのが厳しい要素になる。

 17位のガンバ大阪はホームで柏レイソルとスコアレスドローに終わった。自動降格圏にいる勝ち点30で残り3試合だけに、福岡以上に条件は厳しい。次の対戦相手が優勝を決める可能性がある横浜FMなのも厳しく、シーズンの中でも勝負どころを迎えた。

 15位の湘南ベルマーレはセレッソ大阪とのアウェーゲームを1-1で引き分け、残り4試合で勝ち点32とした。福岡を勝ち点で上回ったのは大きな一歩になったと言える。また、京都サンガF.C.はサガン鳥栖に1-0で勝利して勝ち点33の13位に浮上した。敗れていればG大阪と並ぶ勝ち点だっただけに、大きな1勝になった。

 そして、14位清水エスパルスと18位ジュビロ磐田による“静岡ダービー”は台風15号による静岡県の豪雨災害による影響を受けて延期となった。代替日は10月22日に決まり、勝ち点24ながら残り5試合の磐田はこのダービーに勝利することを前提に、何とか残留圏内へと望みをつなぎたい。清水は湘南と並ぶ勝ち点32で残り4試合となる。

 次節は残留争いのチーム間で直接対決はなく、上位と対戦するチームも多い。そこで意地の勝ち点を積んでいけるかどうか、勝ち点1、得失点差1ポイントが重要になりそうだ。

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