C大阪監督、ルヴァン準決勝ホームドロー劇に悔恨 今季リーグ・浦和戦で無失点&2連勝も…なぜ同点ゴールを喫したのか?

C大阪の小菊昭雄監督【写真:Getty Images】
C大阪の小菊昭雄監督【写真:Getty Images】

浦和とのルヴァン杯の準決勝第1戦、アウェーゴールを許して1-1の引き分けに

 J1セレッソ大阪の小菊昭雄監督は9月21日のルヴァン杯の準決勝第1戦、浦和レッズ戦をホームで1-1で終えると「次はシンプルに点を取りにいかないといけない」と、無得点だと敗退が決まる第2戦を見据えた。

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 C大阪は今季これが浦和と3試合目になるが、前半2分にFW上門知樹の鮮やかなロングシュートで先制。小菊監督も「彼自身が常に練習している成果が出た」と喜んだが、後半8分に同点ゴールを奪われ引き分けに持ち込まれた。これが今季の浦和戦で初失点だったが、アウェーゴールという重みを持つダメージのある1点になった。

 浦和のホームで25日に行われる第2戦で敗戦すればシンプルに2戦の成績が1分1敗で敗退するが、0-0で終わってもアウェーゴール数により浦和の勝ち抜けとなる。そのため、C大阪は最低でも1得点しない限り決勝への切符を勝ち取れない。

 今季の浦和戦では3試合(J1リーグ15節/2-0、第26節/1-0)すべてで先制し、コンパクトな守備ブロックを武器に浦和の攻撃を封じて勝利につなげた。リーグ戦では先行逃げ切りで2勝し、このゲームでも試合開始直後の先制点だっただけに、小菊監督は「早い時間で先制して、意図的に守備からしっかり入ってゲームをコントロールするという前半だった。後半少しブロックが下がりすぎてしまった」と振り返った。

 第2戦では実質的にビハインドでのスタートとなるだけに、指揮官は「次はシンプルに点を取りにいかないといけない。準々決勝の川崎フロンターレ戦でもアウェーで劇的なゴールで準決勝に進んだので、この結果は決してネガティブに思っていない。もちろん厳しい試合になると思うし、点を取らないとといけないなかで、逆にやることがはっきりする。攻守にボールを奪いにいくということを全員で共有したいと思うし、やることがはっきりしている分、みんなで共有がしやすいかと思う」と話した。

 2年連続で準決勝で相まみえている両者は昨季、C大阪が決勝進出を果たしている。守備から入るゲームで浦和戦に相性の良い結果を残しているC大阪が攻撃に出る第2戦は攻撃的な勢いを見せるのか、それとも浦和がそれを利するのか。今までと違うタイプのゲームになりそうだ。

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