敏腕モナコSD、“目玉補強”の南野拓実を獲得した理由とは? 「これからの数年でピークを迎える選手」
南野は今夏リバプールから加入
モナコのスポーツディレクター(SD)、ポール・ミッチェル氏は今夏に新加入した日本代表FW南野拓実に「これからの数年でピークを迎える選手」として大きな期待を寄せている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」がコメントを報じた。
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サウサンプトンやトッテナムでリクルート部門の責任者として手腕を発揮してきたミッチェル氏はドイツのRBライプツィヒを経て、2020年にモナコへやってきた。若い才能の発掘に長けた同氏の下でモナコに優秀な若手選手が集まってきているが、今夏の移籍市場における目玉補強の一人が27歳の南野だった。
ミッチェル氏は「私たちは長い時間をかけてチームをつくっています。時に選手のリクルーティングは非常に敏感で、感情的だと見られることもあります。だが、それはより計画的でなければならない。私が就任する前の2年間では3億5000万ユーロ(約477億円)が費やされたが、うまくいかなかった」とここ数年のチームの補強の動向を振り返り、その上で「何事も大事なのはバランスだ。私たちはフランスで2番目に若いチームであり、ヨーロッパの中では最も若いチームの1つだ。タキの加入で少し成熟した要素、つまり多機能性を加えたかった」と南野獲得の意図を明かした。重要な戦力として、大きな期待も懸けている。
「モナコはヨーロッパのビッグゲームでも活躍しなければならない。だからこそタキ・ミナミノのようにエキサイティングで攻撃的なプロフィールを持った選手を持つべきなんだ。(南野は)リバプールではチャンスが限られ、難しい状況に立たされていたが、それが私たちにとっては幸運だった。これからの数年でピークを迎える選手を手に入れることができたのだから」
プレシーズンマッチでは得点に絡むプレーを見せており、レギュラー定着に向けてアピールを続けている南野。首脳陣からの期待に応える活躍を見せることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)