猶本が2アシスト、なでしこジャパンがE-1選手権で2連勝! チャイニーズ・タイペイを4-1撃破

2アシストで勝利に貢献したMF猶本光【写真:高橋 学】
2アシストで勝利に貢献したMF猶本光【写真:高橋 学】

開始早々に失点も千葉が同点ゴール、韓国戦から先発9人変更のスタメンで快勝

 なでしこジャパン(日本女子代表/FIFAランキング13位)は7月23日、カシマサッカースタジアムで行われたE-1選手権の初戦でチャイニーズ・タイペイ代表(FIFAランキング40位)と対戦し、今大会初先発を飾ったFW上野真実(サンフレッチェ広島レジーナ)、FW千葉玲海菜(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)、DF清家貴子(三菱重工浦和レッズレディース)らの得点で4-1と勝利した。

 日本は、2-1で勝利した韓国代表戦(19日)から先発メンバー9人を変更。MF猶本光(三菱重工浦和レッズレディース)、DF宝田沙織(リンシェーピングFC/スウェーデン)が2試合連続スタメンを飾った一方、上野、千葉、MF三浦成美ら(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)らが初先発となった。

 2連勝へ幸先良いスタートを切りたい日本だったが前半8分、コーナーキック(CK)からいきなり失点。それでも6分後、CKのチャンスを得ると猶本のクロスをニアサイドで千葉が頭で合わせたシュートが相手に当たりながらゴールに吸い込まれ同点に追い付く。これでリズムを掴んだ日本はショートパスを主体に攻め込み、同22分には敵陣でボールカットした千葉がドリブル突破から左足シュートで狙うも、わずかにゴール枠を外れた。

 さらに攻勢に出た日本は前半アディショナルタイム2分、敵陣左サイドから猶本がゴール前に送ったクロスからファーサイドで反応した上野がヘディングシュートを決めて2-1と勝ち越しに成功。前半終了間際にリードを奪って、ハーフタイムを迎えた。

 後半も主導権を握った日本は、ハーフタイム明けから途中出場のDF北川ひかる(アルビレックス新潟レディース)が左サイドから積極的な攻め上がりを披露。攻撃の時間が長く続くなかで後半12分、DF清家がゴール前に詰めて放ったシュートは一度、DFにブロックされるも、再度こぼれ球に詰め、相手のクリアボールが当たって得点が生まれ、3-1とリードを広げた。

 後半27分には、途中出場のFW菅澤優衣香(三菱重工浦和レッズレディース)にもゴールが生まれ、最終的に4-1で快勝。前回大会(2019年)に続く大会連覇に向けて貴重な白星を奪い、最終戦(26日/カシマサッカースタジアム)で中国と対戦する。

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